生命と食

食の問題が多発する今こそ問う.なぜ食べるのか.食の安全とは何か.気鋭の科学者による,いのちの講義.

生命と食
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著者 福岡 伸一
通し番号 736
ジャンル 書籍 > 岩波ブックレット
日本十進分類 > 社会科学
刊行日 2008/08/06
ISBN 9784000094368
Cコード 0336
体裁 A5 ・ 並製 ・ 62頁
定価 本体520円+税
在庫 在庫あり
食をめぐる問題が多発する今だからこそ,原点に立ち返り,考えたい.私たちは,なぜ,他の生物を殺め,食べ続けなければ,生きてゆけないのか.そして,食の安全を脅かしているのは,何なのか,誰なのか──.分子生物学に基づく生命論と狂牛病の事例から,気鋭の科学者が問いかける,いのちの講義.

■編集部からのメッセージ

昨年の発売以降,50万部を超えるベストセラーとなり,出版界の大きな話題となった『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書).その著者・福岡伸一さんによる最新刊が,この本,『生命と食』です.『生物と無生物のあいだ』刊行後,活躍の場をますます広げている福岡さんですが,とりわけ,食をめぐる問題について,さまざまな媒体からコメントを求められています.
 福岡さんの生命観は,食べることの意味を根源から照らし出すもので,その深い問いかけは,食に携わる専門家の人々からも,熱い注目を浴びているところです.また,福岡さんは狂牛病を長らく研究しており,狂牛病をモデルケースに,現代の食の問題を深く洞察してきた蓄積があります.
 本書には,福岡さんの思考のエッセンスが,やわらかい話し言葉でコンパクトに記されているとともに,再生医療,狂牛病,遺伝子組み換え作物,食品添加物,食品偽装など,生命と食をめぐる問題について,科学的裏付けに基づいた考え方が提示されています.食の安全への関心が高まっている今,本書は多くの人にとって心強い指針となるに違いありません.
生きることと食べることの意味
狂牛病が私たちに問いかけたこと
食の安全をどう考えるか
福岡伸一(ふくおか・しんいち)
1959年,東京都生まれ.京都大学大学院農学研究科博士後期課程修了.ロックフェラー大学およびハーバード大学医学部博士研究員,京都大学助教授を経て,青山学院大学理工学部化学・生命科学科教授.専攻は分子生物学.著書に『もう牛を食べても安心か』(文春新書),『プリオン説はほんとうか?』(講談社ブルーバックス,講談社出版文化賞科学出版賞受賞),『ロハスの思考』(ソトコト新書),『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書,サントリー学芸賞社会・風俗部門受賞,2007年新書大賞受賞),訳書に,キャリー・マリス『マリス博士の奇想天外な人生』(ハヤカワ文庫),リチャード・ドーキンス『虹の解体』(早川書房),ワンガリ・マータイ『モッタイナイで地球は緑になる』(木楽舎),テオドル・ベスター『築地』(共訳,木楽舎)などがある.2006年,第1回科学ジャーナリスト賞受賞.

書評情報

美術手帖 2017年10月号
経理WOMAN 2010年10月号
母の友 2009年4月号
週刊金曜日 2008年11月28日号
POCO21 2008年11月号
シティリビング 2008年9月26日号
日本農業新聞 2008年9月15日
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