君が戦争を欲しないならば

「ここで負けるわけにはいきません!」日本人の同調気質こそ,最も恐るべきもの.平和の重さとそのリアリズム.

君が戦争を欲しないならば
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著者 高畑 勲
通し番号 942
ジャンル 書籍 > 岩波ブックレット > 戦争と平和
日本十進分類 > 社会科学
刊行日 2015/12/03
ISBN 9784002709420
Cコード 0336
体裁 A5 ・ 並製 ・ 64頁
定価 本体520円+税
在庫 在庫あり
「ここで負けるわけにはいきません!」絶叫は,オリンピックの試合でも,戦争中でも,日本にこだまする.一致団結を求める日本人の同調気質こそ,もっとも恐るべきもの.この日本気質への最後の歯止めが憲法九条である.今,漫画映画の世界的カリスマが語る,平和の重さとそのリアリズム.ナンセンスなことを「ナンセンス」と言うために.


■編集部からのメッセージ
 『火垂るの墓』『かぐや姫の物語』で知られるジブリの高畑勲監督が,戦後70年の初夏,初めてご自身の空襲体験を語りました.「自分の子どもにも語ったことがない」という監督の戦争体験.なぜ,いま語ることを決意したのか? 何を伝えたいのか? その秘めてきた思いについて,岡山市でおこなわれた講演記録をもとに執筆されたのがこのブックレットです.
 凄絶な空襲の体験,新鮮な民主主義のもと伸びやかに育った戦後の暮らし,忘れてはならない70年間の平和の代償,安保法制と日本人の同調気質に対する強い危機感――.本当に戦争を防ぐものとは何でしょうか? 本当の民主主義とはどのようなものなのでしょうか?
 アニメーションの世界的カリスマが問い掛ける「君が戦争を欲しないならば」,何ができるのか,何をやるべきなのか――.いま,ここで,きちんと考えることが,私たち一人ひとりに求められています.
語ってこなかった戦争体験

民主主義教育一期生としての戦後体験

戦争を欲しないならば,何をなすべきか
高畑 勲(たかはた・いさお)
1935年生まれ.アニメーション映画監督.東京大学仏文科卒業,1959年東映動画入社,1968年映画『太陽の王子ホルスの大冒険』を初監督.1985年宮崎駿らとスタジオジブリ設立.主な監督・演出作品に,TVシリーズ『アルプスの少女ハイジ』『母をたずねて三千里』『赤毛のアン』,映画『じゃりン子チエ』『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』『ホーホケキョ となりの山田くん』『柳川堀割物語』『かぐや姫の物語』など.プロデューサーとして『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』.著書に,『「話の話」解説』『木を植えた男を読む』(訳著)『十二世紀のアニメーション』『映画を作りながら考えたこと』『漫画映画の志』『一枚の絵から 日本編・海外編』『アニメーション,折にふれて』など.訳書に,ジャック・プレヴェール『ことばたち』『鳥への挨拶』など.
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