久野収セレクション

平和問題談話会,べ平連,週刊金曜日等を通じて市民の先頭に立って活動を続けてきた久野の珠玉の16篇.

久野収セレクション
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著者 佐高 信
通し番号 学術239
ジャンル 書籍 > 岩波現代文庫 > 学術
日本十進分類 > 哲学/心理学/宗教
刊行日 2010/05/14
ISBN 9784006002398
Cコード 0110
体裁 A6 ・ 並製 ・ カバー ・ 358頁
定価 本体1,300円+税
在庫 在庫あり
久野収(1910-1999)はアカデミズムにこもる哲学者ではなく,平和問題談話会,べ平連,『週刊金曜日』などを通じて,市民の先頭に立って活動を続けてきた.混迷する現代,その思想にわれわれは何を学ぶべきか.久野に私淑した佐高が,長く読み継がれるべき珠玉の論考16篇を厳選した文庫オリジナル編集版.

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久野収氏(1910年6月10日~1999年2月9日)は数多くの著作を残しましたが,その多くは現在,古本でしか入手できません.岩波現代文庫では今年,久野収・鶴見俊輔・藤田省三『戦後日本の思想』と久野収・鶴見俊輔『思想の折り返し点で』を復刊しました.これらは対談やシンポジウムですが,今回は久野収氏の主たる論考が1冊で読めるよう,久野氏を「生涯の師」とする評論家佐高信氏にお願いして論集を編んでいただきました.16本を厳選して収録しました.この文庫をきっかけに久野氏の著作をひも解いていただければ幸です.
この本〔久野・鶴見『現代日本の思想』岩波新書〕の「まえがき」で久野は「現実の問題状況へのはたらきかけというすがたで思想をつかむ」と宣言している.当然ながら,このように思想を捉える「生きた思想家」は少ない.久野は,いまも生きているナマモノの思想家である.
――本書「解説」(佐高信)より
久野 収(くの・おさむ)
1910-1999年.京都大学哲学科卒.戦前は『世界文化』『土曜日』を創刊し,反ファッショ運動を展開.戦後は平和問題談話会や憲法問題研究会,ベ平連などを通じアカデミズムの枠を超えて活動した.『久野収集』(全5巻,岩波書店),『久野収対話史』(全2巻,マドラ出版),『久野収対話集』(全4巻,人文書院),『歴史的理性批判序説』『30年代の思想家たち』『平和の論理と戦争の論理』(岩波書店)ほか多数.
佐高 信(さたか・まこと)
1945年山形県秋田市生まれ.慶應義塾大学法学部卒業後,高校教師,経済誌編集長を経て,1982年に評論家として独立.『面々授受 久野収先生と私』『魯迅烈読』『逆名利君』『湛山除名』(以上,岩波現代文庫)ほか多数.
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