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発情装置 新版

ヒトを発情させる,「エロスのシナリオ」を徹底解読.タブー・虚飾を一切剥ぎとる,堂々のセクシュアリティ論.

発情装置 新版
著者 上野 千鶴子
通し番号 学術335
ジャンル 書籍 > 岩波現代文庫 > 学術
日本十進分類 > 社会科学
刊行日 2015/11/27
ISBN 9784006003357
Cコード 0136
体裁 A6 ・ 並製 ・ カバー ・ 390頁
在庫 在庫あり
ヒトが欲情するのは,そうさせる「文化装置」があるから――.援助交際・婚活殺人・「こじらせ女子」など時代ごとの性風景や,春画・写真・オブジェなど古今東西のアートから,発情を強いる「エロスのシナリオ」を大胆に読みとく.性からタブー・虚飾を剥ぎとり,アラレもない姿を堂々と示す,迫力のセクシュアリティ論.
Ⅰ おまんこがいっぱい
 おまんこがいっぱい
 セクシュアリティの地殻変動が起きている
 もうひとりの毒婦
 こじらせ女子の当事者研究
──雨宮まみ『女子をこじらせて』文庫版のための解説──

Ⅱ 性愛・この非対称的なもの
 裸体の記号学──裸体の文化コードを読む
 視線の政治学
 オナニストの宿命
 「セックスというお仕事」の困惑
 想像を絶する大人たちの抑圧

Ⅲ 〈対〉という病
 恋愛病の時代
 恋愛テクノロジー
 「恋愛」の誕生と挫折──北村透谷をめぐって
 ベッドの中の戦場
 〈対〉幻想を超えて

Ⅳ 〈対〉という実験
 ジェンダーレス・ワールドの〈愛〉の実験
──少年愛マンガをめぐって──
 究極の〈対〉

Ⅴ グッバイ・ダディ
 フロイトの間違い
 DADDYʼS GIRL
 存在する権利

  参考文献

  初版あとがき
  自著解題
  初出一覧
上野千鶴子(うえのちづこ)
 一九四八年、富山県に生まれる。一九七七年、京都大学大学院社会学博士課程修了。現在、認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長、東京大学名誉教授。著書に『セクシィ・ギャルの大研究』『家父長制と資本制』『近代家族の成立と終焉』『ナショナリズムとジェンダー』『おひとりさまの老後』『ケアの社会学』『女たちのサバイバル作戦』『在宅ひとり死のススメ』ほか。
 著者が主宰するWANのサイト:https://wan.or.jp/

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