わたしが生きた「昭和」
声なき民の側から歴史を書き続ける筆者が,自身の歩みと家族の歴史に焦点をあて,「昭和」という時代の検証に挑む.
貧しさゆえに一家で「満州」に渡り過ごした少女時代,敗戦後の難民生活と家族の運命….つねに声なき民の側に立って歴史を見つめ続けてきたノンフィクション作家が,今初めて自身の今日までの人生と家族の歴史に焦点をあて,「昭和」という時代の検証に挑む.作家活動の原点を示す記念碑的作品.
書評情報
通販生活 2020年春号(評者:豊﨑由美さん)