六ヶ所村の記録 (上)
核燃料サイクル基地の素顔
下北半島の寒村で核燃料廃棄物処理場建設計画に対して農民はいかに抵抗したか.渾身の大河ルポ.新稿加筆.(解説=広瀬隆)
冷害と凶作が相次ぐ下北半島の寒村.戦後その地に入植した開拓農民が必死の思いで耕し広げた農地は,絶えず「開発」の波にさらされる.1984年,人類の生存に最も危険な核燃料廃棄物処理場建設計画が始まり,農民たちの闘いは本格化する.「核」が地域をどう変えてきたのかを長年取材し続けた渾身の大河ルポルタージュ.新稿多数.(解説=広瀬隆)
書評情報
朝日新聞(夕刊) 2020年1月15日