岩波 社会思想事典

個人,社会,自由,平和,政治……基礎用語195を厳選して解説.人文・社会系学問を学ぶ人に必備.

岩波 社会思想事典
著者 今村 仁司 編集委員 , 三島 憲一 編集委員 , 川崎 修 編集委員
ジャンル 書籍 > 辞典
日本十進分類 > 社会科学
刊行日 2008/03/25
ISBN 9784000803120
Cコード 0536
体裁 B6 ・ 上製 ・ 400頁
定価 3,300円
在庫 在庫僅少
個人,身体,社会,自由,平和,政治……何げなく使われることばにこそ現代を理解するカギがある.これらの基礎用語を中心に,人名・現代思想用語を加え195項目を厳選.語の意味,歴史や論点を第一線の研究者が詳しく,分りやすく解説する.人文・社会系学問を学び,研究する人に必備の1冊.

■平和

“平和は可能か”と問われ続けている.万人が平和を希求するにもかかわらず,この世のどこかに,平和の反対物である戦争,ジェノサイド,飢餓などが絶えることがないからである.
(「本文より」)

■民主主義

民主主義(デモクラシー)は,現在,政治について論じる際に最も多く用いられ,しかも積極的に捉えられている概念である.しかし,政治思想史をふりかえると,かつてはこの言葉ほど警戒されたものも少ない.
(「本文より」)

■編集部からのメッセージ

個人・身体・政治・平和・民主主義……さりげなく使っていることばこそ意味が激しく変化し,多様に使われています.これらを含め,195項目を厳選し,詳しく分かりやすく解説.人文系・社会系学問の基本書として,レポートや論文を書く際にも最適の1冊です.

■編集者紹介

今村仁司(いまむら・ひとし)氏は,元東京経済大学教授.哲学,特にフランス現代思想を研究.2007年逝去.
三島憲一(みしま・けんいち)氏は,東京経済大学教授.ドイツ近現代哲学を研究.
川崎修(かわさき・おさむ)氏は,立教大学教授.政治学,特に政治思想史を研究.

■収録項目より

【基礎語】 家族 社会 戦争 平等 労働 文化……
【現代思想】 言説 記憶 情報 脱構築 ポストコロニアリズム……
【人名】 カント 福沢諭吉 フロイト ハーバーマス……

書評情報

毎日新聞(夕刊) 2008年6月3日
毎日新聞(朝刊) 2008年4月13日
読売新聞(朝刊) 2008年3月31日
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