グーテンベルクの森

孤独になったアインシュタイン

書斎と阪急電車で文理融合型の読書をしてきた物理学者が,本との付き合いとそれに触発された思索を語る.

孤独になったアインシュタイン
著者 佐藤 文隆
ジャンル 書籍 > 単行本 > 評論・エッセイ
シリーズ グーテンベルクの森
刊行日 2004/02/25
ISBN 9784000269858
Cコード 0336
体裁 四六 ・ 上製 ・ カバー ・ 210頁
在庫 品切れ
書斎と阪急電車の中で文理融合型の読書をしてきた理論物理学者がこれまでの本との付き合いと,それに触発された思索について語る.20世紀物理学の歴史とは何だったのか? アインシュタインはなぜ孤独になっていったのか? 科学と科学者の将来は? 物理の教科書からハーバマスまで,思考の固定を防止するための読書論.
佐藤文隆(さとう ふみたか)
1938年生まれ.1960年京都大学理学部物理学科卒業.京都大学基礎物理学研究所教授,同大学院理学研究科教授(物理学専攻)を経て,現在甲南大学理工学部教授.専攻,宇宙物理学.アインシュタイン方程式の富松-佐藤解をはじめ宇宙物理学の分野でさまざまな業績をあげるとともに,自ら「ものかき物理学者」を任じ,専門書,教科書から一般書まで多数の本を執筆.
著書――『宇宙論への招待』(岩波新書),『アインシュタインが考えたこと』 『湯川秀樹が考えたこと』 『宇宙物理への道』(以上,岩波ジュニア新書),『宇宙を顕微鏡で見る』 『科学と幸福』(以上,岩波現代文庫),『火星の夕焼けはなぜ青い』 『科学者の将来』 『運動と力学』 『対称性と保存則』 『光と風景の物理』 『宇宙物理』 『一般相対性理論』(以上,岩波書店),『物理学の世紀』(集英社新書),『量子宇宙をのぞく』(講談社ブルーバックス),『ビッグバンの発見』(NHKブックス),『ブラックホール』(中央公論社),『量子力学のイデオロギー』(青土社)ほか.

書評情報

潮 2004年5月号
聖教新聞 2004年4月14日
山形新聞(朝刊) 2004年4月4日
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