シリーズ いくつもの日本
III 人とモノと道と
人・モノがダイナミックに動いた列島内外の交流史を,東アジア世界の広がりのなかで論じる.
日本は完結し独立した領域ではなく,地域も閉じられた世界ではない.いつの時代においても,人やモノは列島内外をダイナミックに動き回り,地域を活性化させていた.海峡・内海・半島を,それぞれ1つの歴史的な空間としてとらえなおすとともに交通や流通の視点を重視し,東アジア世界の広がりのなかで列島の交流史を論じる.