安丸良夫集 5
戦後知と歴史学
歴史学の歴史を問う「史学史」に注目が集まる今,本巻では著者による史学史論を初めて体系的に提示する.
様々な学問分野において研究史への関心が高まっている今,史学史も例外ではなく,歴史学の展開を跡づけ,その問題意識と方法論を問い直す試みが活発化している.本巻では,初期の近代化論批判から社会史の評価,現代歴史学の課題の展望まで,著者による史学史論を体系的に編成し,初めて一書にまとめて提示する.(解説=成田龍一)