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2019.01.25
現代経済学入門
経済統計
第3版
統計学の基礎から経済データの読み方，加工の仕方，統計的推測の方法までを，現代日本経済を実例にして説明．
経済統計は，経済現象の結果である経済データを帰納的に分析して，経済現象の姿を描くことを目的とする．本書では，現実の経済を考える前提となる数字・数量データの統計的扱い方を学び，やさしい統計学の基礎から実際の経済データの読み方，加工の仕方，統計的推測の方法までを，現代の日本経済を実例にして説明する．
■著者からのメッセージ
経済統計は，経済活動の結果として得られる経済データを分析することにより，その背後にある経済現象の姿をとらえようとする学問です．自然科学や工学の多くの分野のように，研究対象が見えて，しかも実験が可能な場合と異なり，経済統計が対象とする経済現象は，実際には目で見ることができません．また，実験も不可能です．経済統計は，そのような見えざる経済現象の結果の一部である経済データを分析して，経済現象の姿を帰納的に推論しようとする学問です．そのためには，統計的方法を積極的に使います．
本書では，統計学の基礎から実際の経済データの読み方，加工の仕方，統計的推測の方法までを，日本経済に関する最新のデータを使って説明しています．経済統計を学ぶことにより，経済データが，無味乾燥な数字の羅列ではなく，有意味な情報を生み出す宝の山であることを感じていただきたいと思います．
■著者からのメッセージ
経済統計は，経済活動の結果として得られる経済データを分析することにより，その背後にある経済現象の姿をとらえようとする学問です．自然科学や工学の多くの分野のように，研究対象が見えて，しかも実験が可能な場合と異なり，経済統計が対象とする経済現象は，実際には目で見ることができません．また，実験も不可能です．経済統計は，そのような見えざる経済現象の結果の一部である経済データを分析して，経済現象の姿を帰納的に推論しようとする学問です．そのためには，統計的方法を積極的に使います．
本書では，統計学の基礎から実際の経済データの読み方，加工の仕方，統計的推測の方法までを，日本経済に関する最新のデータを使って説明しています．経済統計を学ぶことにより，経済データが，無味乾燥な数字の羅列ではなく，有意味な情報を生み出す宝の山であることを感じていただきたいと思います．
第３版へのはしがき／はしがき
第１章 経済統計とは何か
１ はじめに／２ 統計データ／３ 経済データの特質／４ 調査統計／５ 業務統計／６ 加工統計／７ 経済データへのアクセスとコンピュータ利用／練習問題
第２章 データの特性値 １変数の場合
１ 中心の特性値／２ ばらつきの特性値／３ 自己相関／練習問題
第３章 度数分布
１ 度数分布表と特性値／２ 度数分布表の作り方／３ ヒストグラムの作り方／４ 累積相対度数折れ線／５ ローレンツ曲線とジニ係数／練習問題
第４章 多変数データの整理
１ 散布図／２ 相関係数――個票の場合／３ 相関係数――度数分布表の場合／４ 相互相関係数／５ 偏相関係数／練習問題
第５章 データの加工
１ 新SNA／２ 国民所得統計／３ 価格指数と数量指数／４ 季節調整／５ 景気指標／練習問題
第６章 経済変数間の関係分析
１ 回帰とは何か／２ 最小２乗法／３ 重回帰／４ 回帰のあてはまりのよさ／５ データの変換と回帰／６ ダミー変数／７ 多重共線性／練習問題
第７章 確率変数と確率分布
１ 離散的確率変数と確率分布／２ 連続的確率変数と密度関数／３ 確率分布の特性値／４ 多次元の確率変数／５ 確率変数の独立性と同一分布性／６ 確率分布の例／練習問題
第８章 標本分布と確率モデル
１ 統計量と標本分布／２ 正規母集団からの標本分布／３ 標本分布の正規近似／４ 確率モデル／練習問題
第９章 推定と検定
１ 推定／２ 信頼区間／３ 推定量の統一的な構成／４ 推定量のよさの基準／５ 検定／練習問題
第10章 回帰モデルによる統計的分析
１ 回帰モデルの古典的仮定／２ 回帰モデルの推定／３ 回帰モデルの検定／４ 回帰モデルに基づく予測／５ 回帰モデルの拡張／練習問題
付録・付表
リーディングリスト
索引
第１章 経済統計とは何か
１ はじめに／２ 統計データ／３ 経済データの特質／４ 調査統計／５ 業務統計／６ 加工統計／７ 経済データへのアクセスとコンピュータ利用／練習問題
第２章 データの特性値 １変数の場合
１ 中心の特性値／２ ばらつきの特性値／３ 自己相関／練習問題
第３章 度数分布
１ 度数分布表と特性値／２ 度数分布表の作り方／３ ヒストグラムの作り方／４ 累積相対度数折れ線／５ ローレンツ曲線とジニ係数／練習問題
第４章 多変数データの整理
１ 散布図／２ 相関係数――個票の場合／３ 相関係数――度数分布表の場合／４ 相互相関係数／５ 偏相関係数／練習問題
第５章 データの加工
１ 新SNA／２ 国民所得統計／３ 価格指数と数量指数／４ 季節調整／５ 景気指標／練習問題
第６章 経済変数間の関係分析
１ 回帰とは何か／２ 最小２乗法／３ 重回帰／４ 回帰のあてはまりのよさ／５ データの変換と回帰／６ ダミー変数／７ 多重共線性／練習問題
第７章 確率変数と確率分布
１ 離散的確率変数と確率分布／２ 連続的確率変数と密度関数／３ 確率分布の特性値／４ 多次元の確率変数／５ 確率変数の独立性と同一分布性／６ 確率分布の例／練習問題
第８章 標本分布と確率モデル
１ 統計量と標本分布／２ 正規母集団からの標本分布／３ 標本分布の正規近似／４ 確率モデル／練習問題
第９章 推定と検定
１ 推定／２ 信頼区間／３ 推定量の統一的な構成／４ 推定量のよさの基準／５ 検定／練習問題
第10章 回帰モデルによる統計的分析
１ 回帰モデルの古典的仮定／２ 回帰モデルの推定／３ 回帰モデルの検定／４ 回帰モデルに基づく予測／５ 回帰モデルの拡張／練習問題
付録・付表
リーディングリスト
索引
田中勝人（たなか かつと）
1950年生まれ．73年一橋大学経済学部卒業後，オーストラリア国立大学大学院に進む（Ph.D取得）．帰国後，金沢大学を経て現在は一橋大学大学院経済学研究科教授．専攻は統計学，計量経済学．
著書
・Time Series Analysis: Nonstationary and
Noninvertible Distribution Theory （New York: John Wiley, 1996）．
・『統計学』（新世社，1998年）．
・『計量経済学』（岩波書店，1998年）
・『経済時系列の統計――その数理的基礎』（共著，岩波書店，2003年），
・『現代時系列分析』（岩波書店，2006年）．
論文
“Estimation for transients in the frequency domain,”Journal of the American Statistical Association, 1983.
“Testing for a moving average unit root,”Economic Theory, 1990.
ほか多数．
1950年生まれ．73年一橋大学経済学部卒業後，オーストラリア国立大学大学院に進む（Ph.D取得）．帰国後，金沢大学を経て現在は一橋大学大学院経済学研究科教授．専攻は統計学，計量経済学．
著書
・Time Series Analysis: Nonstationary and
Noninvertible Distribution Theory （New York: John Wiley, 1996）．
・『統計学』（新世社，1998年）．
・『計量経済学』（岩波書店，1998年）
・『経済時系列の統計――その数理的基礎』（共著，岩波書店，2003年），
・『現代時系列分析』（岩波書店，2006年）．
論文
“Estimation for transients in the frequency domain,”Journal of the American Statistical Association, 1983.
“Testing for a moving average unit root,”Economic Theory, 1990.
ほか多数．
