現代物理学叢書
局在・量子ホール効果・密度波
近年,画期的に発展した3つの新分野について理論的側面を中心に解説.固体物理学の新しい展開を示す.
本書で取り上げるのは,1次元ないし2次元的な広がりしかない風変りな物質,強い異方性のある物質,きれいな周期性のない物質である.技術進歩,新物質の開発に助けられて画期的に発展したこれらの新分野について,理論的側面を中心に解説する.補章では,メゾスコピック系の量子伝導,分数量子ホール効果なども扱う.