坂口謹一郎酒学集成 3
愛酒樂酔
酒と歌の心(スピリッツ)が比類のない高みで一如をなし,人生の光芒が鮮やかに浮かび上がるユニークな歌文集.
「まことに人間にとって酒は不思議な「たべもの」である.迷えと知って神が与えたものであろうか」「それにつけても人生の目的とは何であろうか」.この「酒学」の泰斗にして歌人は瞑想する.酒をその媒酌として,世界の酒の旅の多彩なショット,人間に連なる生物の精妙な生命活動.また酒の深い熟成等々がのびやかに詠まれ,自在に語られる.酒と歌の心(スピリッツ)が比類のない高みで一如をなし,人生の光芒が鮮やかに浮かび上がるユニークな歌文集.