坂口謹一郎酒学集成 4
酒中つれづれ
自らの酒学研究の来し方を語り,日本のアカデミズムの動向を描きつくしたかの観のある「私の履歴書」他.
自身の酒学研究の来し方を語りながら,日本の戦前戦中戦後のアカデミズムの群像を,また産業界の動向をはしなくも描きつくしたかの観のある出色の「私の履歴書」.酒・生命・文明などわれらの人生の万端について,幅広い知見を,著者の深く行き届いた洞察によって醸した,達意のユーモアあふれる名文によるエッセイの花束.