鹿野政直思想史論集 7
歴史意識と歴史学
同時代の歴史意識を追求した論考と,歴史家たちを描いた論考とを併収して,著者の歴史学への思考を集成する.
歴史学を専攻する一人の市民として,「いま」を確かめ,「未来」を探りたいという思いから,著者は歴史学の自己点検を続けてきた.人びとの歴史意識と歴史学は,どのように切り結んできたのか.同時代の歴史意識を追求した論考と,自らが敬慕する歴史家たちを描いた論考とを合わせて,著者の「歴史学への問いかけ」を集成する.