書物誕生 あたらしい古典入門
プラトン 『国家』
逆説のユートピア
国家論,イデア論,教育論などありとあらゆる議論で思想史を切り拓いたこの〈挑発の書〉を俯瞰する,恰好の入門書.
著者 | 内山 勝利 著 |
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ジャンル | 書籍 > 単行本 > 哲学 |
シリーズ | 書物誕生 あたらしい古典入門 |
刊行日 | 2013/08/29 |
ISBN | 9784000282819 |
Cコード | 0310 |
体裁 | 四六 ・ 上製 ・ カバー ・ 202頁 |
定価 | 2,530円 |
在庫 | 在庫あり |
「理想の国家とは」──アイロニーとパラドックスをたっぷり含ませながら対話を進めるソクラテス.著者プラトンの真意は,「正義」そのものを問い直し,その実現に「哲学」がいかに関わるかを示すことにあった.国家論,教育論,イデア論,男女論,魂の不死など,ありとあらゆる議論で思想史を切り拓いたこの〈挑発の書〉を俯瞰する,恰好の入門書.
■読者のみなさまへ
「自然は一冊の生ける書物」――ゲーテはこう綴っています.ヨーロッパには古くから,世界をひとつの書物にたとえる象徴的思考がありました.これは,一冊が世界全体と等しい重みを持ちうるのだという,書物に寄せる人類の深い思いをも映し出しています.
長い旅路を経て,いま私たちの掌にある古典.そこには,とりわけさまざまな思いがゆだねられています――作者の,時代の,古典の背後に広がる書物世界の,そして,古典にあらたな〈読み〉の可能性を見いだしてきた読者たちの…….古典を読むとは,そうしたさまざまな「声」を聴きとることであると,私たちは考えます.古典だから読まねばならないのではなく,古典にこそ,無数の人間が問うてきたものがある.それは硬直した権威や規範ではなく,いまなお生きつづける「知恵のありか」なのです.
本シリーズでは,学問の最前線で活躍する30人が東西の代表的古典をとりあげ,古典の持つ歴史的な深みと広がり,そしていまなお更新される〈読み〉のおもしろさを伝えます.最良の案内人とともに,書物から聞こえてくるポリフォニーに耳を澄ますとき,読者一人ひとりにとっての「古典」が誕生するにちがいありません.
2008年8月 編集部
■
最新刊・2013年8月29日発売
プラトン『国家』――逆説のユートピア
内山勝利(京都大学名誉教授)
■
特色
●
多くの人びとに読み継がれ,いまも知の源泉として生きつづける作品に,第一線の研究者があらたな光をあてる,最新の古典入門.
●
読んだことのある人も,ない人も――古典に興味を持つすべての読者が対象.
●
各冊とも,第 I 部「書物の旅路」,第II部「作品世界を読む」の二部から構成.
●
第 I 部「書物の旅路」では,作品が生まれた背景や後世に与えた影響,解釈や読まれかたの変遷,書物としての伝来など,作品をとりまく時代,社会,そして読者に着目し,古典をめぐる文化史を描く.
●
第II部「作品世界を読む」では,著者ならではの視点をもとに実際に作品を読み解き,その全体像,魅力に迫る.
●
さらに〈古典の森〉に深く分け入りたい人のために,ブックガイド(参考文献)を付す.
■読者のみなさまへ
「自然は一冊の生ける書物」――ゲーテはこう綴っています.ヨーロッパには古くから,世界をひとつの書物にたとえる象徴的思考がありました.これは,一冊が世界全体と等しい重みを持ちうるのだという,書物に寄せる人類の深い思いをも映し出しています.
長い旅路を経て,いま私たちの掌にある古典.そこには,とりわけさまざまな思いがゆだねられています――作者の,時代の,古典の背後に広がる書物世界の,そして,古典にあらたな〈読み〉の可能性を見いだしてきた読者たちの…….古典を読むとは,そうしたさまざまな「声」を聴きとることであると,私たちは考えます.古典だから読まねばならないのではなく,古典にこそ,無数の人間が問うてきたものがある.それは硬直した権威や規範ではなく,いまなお生きつづける「知恵のありか」なのです.
本シリーズでは,学問の最前線で活躍する30人が東西の代表的古典をとりあげ,古典の持つ歴史的な深みと広がり,そしていまなお更新される〈読み〉のおもしろさを伝えます.最良の案内人とともに,書物から聞こえてくるポリフォニーに耳を澄ますとき,読者一人ひとりにとっての「古典」が誕生するにちがいありません.
2008年8月 編集部
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最新刊・2013年8月29日発売
プラトン『国家』――逆説のユートピア
内山勝利(京都大学名誉教授)
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特色
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多くの人びとに読み継がれ,いまも知の源泉として生きつづける作品に,第一線の研究者があらたな光をあてる,最新の古典入門.
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読んだことのある人も,ない人も――古典に興味を持つすべての読者が対象.
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各冊とも,第 I 部「書物の旅路」,第II部「作品世界を読む」の二部から構成.
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第 I 部「書物の旅路」では,作品が生まれた背景や後世に与えた影響,解釈や読まれかたの変遷,書物としての伝来など,作品をとりまく時代,社会,そして読者に着目し,古典をめぐる文化史を描く.
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第II部「作品世界を読む」では,著者ならではの視点をもとに実際に作品を読み解き,その全体像,魅力に迫る.
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さらに〈古典の森〉に深く分け入りたい人のために,ブックガイド(参考文献)を付す.