人生をひもとく 日本の古典 1

からだ

病いや老いの心配,飲食の楽しみなど,「からだ」をめぐる多彩ないとなみを古典文学のなかに探ります.

からだ
著者 久保田 淳 編著 , 佐伯 真一 編著 , 鈴木 健一 編著 , 高田 祐彦 編著 , 鉄野 昌弘 編著 , 山中 玲子 編著
ジャンル 書籍 > 単行本 > 文学・文学論
書籍 > シリーズ・講座・全集
シリーズ 人生をひもとく 日本の古典
刊行日 2013/06/18
ISBN 9784000286411
Cコード 0391
体裁 四六 ・ 上製 ・ カバー ・ 164頁
在庫 品切れ
誰もがまずは自分自身の身体をともなって,この世に誕生します.生きている限り,自分のからだとつき合っていかなくてはなりません.平安貴族たちのダイエット,喉をいたわる世阿弥,ふぐを食べる芭蕉…….病いや老いの心配,心身のバランスの工夫,飲食の楽しみなど,「からだ」をめぐる人びとのいとなみを古典文学のなかに探ります.

■アンソロジーについて

このアンソロジーは,古典作品のなかに描かれた人びとの人生模様,その多彩ないとなみを深く味わうために編まれました.
 人がこの世に生をうけ,その生涯を閉じるまでの経験は各人各様ですが,誰しもの人生に通底するという観点から,「からだ」「はたらく」「つながる」「たたかう」「いのる」「死ぬ」という六つのテーマが設定されました.
 六名の編著者は,テーマに即して徹底した議論をおこない,ひろくジャンルと時代を横断して,本文を厳選しました.掲出された本文の一つひとつには,鑑賞のための平易かつ細やかな筆致の評釈エッセイが付されています.
 登場する人物たちのさまざまな生のあり方に,共感したり,驚いたりしながら,多くの作品と出会うことができるシリーズです.
 古人がどのように考え,どのように生きたのかに思いをめぐらし,いまある自分自身を顧みる,そのような読書の楽しみをお伝えできることを願っています.

■ 全巻構成


第一巻 からだ
誰もがまずは自分自身の身体をともなって,この世に誕生します.病いや老いの心配,心身のバランス,食べる楽しみなど,からだをめぐる多彩ないとなみを考えます.

第二巻 はたらく
この世で生きて行く以上は,誰でも自分のくらしを支える生業を身につけなければなりません.さまざまな職業があり,そこには働くことの喜び,悲しみがあります.

第三巻 つながる
親子の絆,夫婦の機微,友情と信頼,師弟の交わりなど,古典のなかに描かれた人と人とのつながり,さまざまな結びつきを探ります.

第四巻 たたかう

第五巻 いのる

第六巻 死ぬ
久保田淳(くぼた じゅん)
1933年生.東京大学名誉教授.日本中世文学・和歌文学専攻.
佐伯真一(さえき しんいち)
1953年生.青山学院大学教授.日本中世文学・軍記物語専攻.
鈴木健一(すずき けんいち)
1960年生.学習院大学教授.日本近世文学専攻.
高田祐彦(たかだ ひろひこ)
1959年生.青山学院大学教授.平安時代文学専攻.
鉄野昌弘(てつの まさひろ)
1959年生.東京大学教授.日本古代文学専攻.
山中玲子(やまなか れいこ)
1957年生.法政大学教授・法政大学能楽研究所所長.日本中世文学・能楽専攻.

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