大日本古記録
薩戒記 6
後小松院院司や武家伝奏を勤めた室町中期の公家中山定親の日記.本巻には永享9~嘉吉元年記を収録.
室町中期の公家中山定親(1401~59)の日記.定親は後小松院院司や武家伝奏を勤めて公武交渉の現場にいたため,朝幕関係を中心に政治史上の重要な記述が見える.本巻には永享9~嘉吉元年(1437~41)記を収める.原本は部分的にしか伝わらないため諸写本を校合し,また部類記も年月日順に排列して原態の復原をめざす.