歴史的理性の批判のために
近代の歴史的理性の限界を超えて,異他なる歴史の構想をサバルタンのなかに探る,歴史哲学への問い.
1人の証言者も残さない徹底的な破壊を,歴史は想起できるのか.民族・国民の歴史が排除してきた「他者」を,歴史は回復できるのか-20世紀の廃墟のあとを生きる私たちは,近代の歴史的理性の限界を意識せざるをえない.異他なる歴史の構想と新たな主体形成をサバルタンのなかに探る,21世紀の歴史哲学への問い.
近代の歴史的理性の限界を超えて,異他なる歴史の構想をサバルタンのなかに探る,歴史哲学への問い.