湯川秀樹とアインシュタイン
戦争と科学の世紀を生きた科学者の平和思想
四半世紀近くその指導を受けた著者が,湯川の物理学と平和思想の形成を語る.恒久平和の理念を再生するために.
四半世紀近くその研究室にあって親しく接した著者が,湯川の物理学と平和思想の形成を語る.アインシュタインとの出会いは,戦争をはさんで2度にわたった.それが,恒久平和の理念と世界連邦構想とに与えた影響とは何であったか.坂田,武谷との関係や戦争協力問題をも視野に収めて湯川の実像に迫り,その平和への希求を今日に呼び出そうとする.
書評情報
産経新聞 2008年8月3日