アンナの道

HIVとともにタイに生きる

HIVと向き合い,さまざまな悩みを抱えながらも,妻として母として「今」を生きるアンナの,命の輝き.

アンナの道
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著者 直井 里予
ジャンル 書籍 > 単行本 > 社会
刊行日 2010/10/15
ISBN 9784000050104
Cコード 0036
体裁 四六 ・ 並製 ・ 174頁
定価 本体1,900円+税
在庫 在庫あり
亡夫からHIVに感染したアンナは,家族や仲間と支え合いながら社会に生き,再婚し,世の中の女性と変わらず妻として母として「今,この瞬間」を生きている.そして,母子感染して闘病を続ける幼い息子の「生と死」に正面から向き合う両親.二つの家族の日常を描くドキュメンタリー映画を撮りながら,静かに寄り添い続けた10年の軌跡.

■著者からのメッセージ

北タイに生きるHIV陽性者の2家族に出会ったのは,2000年のことでした.HIVに感染しながらも,心穏やかに,地に足をつけて,「今のしあわせ」をかみしめながら前向きに日常を送る.そんな彼らの姿に惹かれた私は,お願いして映画の主人公になってもらい,2つの家族と生活をともにしながら少しずつ撮影を進めました.
 この本は,2本の映画では伝えきれなかったエピソードや撮影の背景を描きながら,彼らと過ごした10年の日々を綴ったものです.この間,私自身もずっと「生きるとはどういうことか」を考えさせられました.彼らの生きざまを通して,生の喜びや哀しみ,そして彼らの「生への思い」を伝えることができたら,とてもうれしく思います.
  1 生の輝き  アンナとポムとの出会い
  2 生の喜び  家族の日常
  3 生の痛み  九歳の少年ボーイ
  4 生の哀しみ  ボーイの死
  5 もう一つの死  映画の上映から続編へ
  6 母と子  社会で生きるアンナ
  7 母と娘  思春期の娘ジップ
  8 母,娘,そして妻として  家族の絆
直井里予(なおい りよ)
1970年,茨城県ひたちなか市生まれ.ワシントン州立大学コミュニケーション学部修士課程修了.アジアプレス・インターナショナル所属.1999年からタイ在住.2001~2005年にタイ北部にてHIV陽性者のドキュメンタリー映画『昨日 今日 そして明日へ…――Yesterday Today Tomorrow』を制作.日本とタイの約100か所で自主上映された.釜山国際映画祭の助成基金を得て,続編『アンナの道――私から あなたへ…』が2009年に完成し,2010年10月から日本での上映を開始.タイのビルマ(ミャンマー)難民をテーマにした第3作目『OUR LIFE――僕らの難民キャンプの日々』の制作を終え,現在は『バンコク物語(仮)』に取り組んでいる.最新情報はhttp://www.riporipo.com/で.

書評情報

カトリック新聞 2011年1月23日号
茨城新聞 2011年1月14日
信濃毎日新聞(朝刊) 2010年11月28日
新潟日報(朝刊) 2010年11月28日
毎日新聞(夕刊) 2010年11月20日
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