ルポ 諫早の叫び
よみがえれ 干潟ともやいの心
干拓を推進せざるを得ない湾内漁民,不漁に苦しむ湾外漁民――人々の声を通して「世紀の愚行」の全貌に迫る.
「無駄な公共事業」「環境破壊」の批判にもかかわらず強引に進められる諫早湾干拓事業.漁場を埋め立てられ生活のために干拓事業を推進せざるを得ない湾内の漁民,漁獲量の激減に苦しむ湾外の漁民――被害者同士が国や県によって対立に追い込まれてゆく悲劇的構造を,当事者たちの声を通して浮き彫りにする渾身のルポルタージュ.
書評情報
しんぶん赤旗 2005年7月24日
受賞情報
第5回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞の奨励賞(草の根民主主義部門)