創造的な食育ワークショップ
「味覚のワークショップ」の計画立案から具体的な進行の仕方,テキスト作り,目的別の事例を紹介する.
各地で食をテーマにした町おこしやブランド作りが盛んであり,「食育」がブームである.しかし,「食育」といっても何をどうやって行えばいいのか,具体的には難しいことも多い.著者自らが食育の実践として行っている「味覚のワークショップ」の計画立案から具体的な進行の仕方,テキストやワークシート作り,目的別の事例を紹介する.
■著者からのメッセージ
金丸弘美
15年前から食のワークショップ(参加型講座)を農家やレストランのシェフたちとの連携で各地で行っています.親子教室では四季の素材でのおにぎり作り.一般向けでは,漁師と料理家が連携し,新鮮な魚を使って公開でのブイヤベースや鮨の講座などです.
ワークショップでは,地域にある素材をできるだけ使い,参加対象にあわせて,学校の先生や栄養士さん,行政の方々,料理家,農家などとゼロから知恵を出し合い,組み立てていきます.この過程も楽しみの一つです.
大分県竹田市では,農家でサフランが栽培されていました.花が美しく,100年前の農家の建物や里山の風景があまりに素敵だったので,農家を解放してのサフラン摘みから行うパエリアフルコースというワークショップが生まれ大好評でした.
これらの一連の試みは,地域づくりや食のブランド作り,観光での活性化にも繋がると,各地域で注目を集め始めています.
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食育って何をすればいいの? 味覚のワークショップってどうやるの? すぐに使えるプログラムと豊富な具体的事例で食育活動を強力サポート
■著者からのメッセージ
金丸弘美
15年前から食のワークショップ(参加型講座)を農家やレストランのシェフたちとの連携で各地で行っています.親子教室では四季の素材でのおにぎり作り.一般向けでは,漁師と料理家が連携し,新鮮な魚を使って公開でのブイヤベースや鮨の講座などです.
ワークショップでは,地域にある素材をできるだけ使い,参加対象にあわせて,学校の先生や栄養士さん,行政の方々,料理家,農家などとゼロから知恵を出し合い,組み立てていきます.この過程も楽しみの一つです.
大分県竹田市では,農家でサフランが栽培されていました.花が美しく,100年前の農家の建物や里山の風景があまりに素敵だったので,農家を解放してのサフラン摘みから行うパエリアフルコースというワークショップが生まれ大好評でした.
これらの一連の試みは,地域づくりや食のブランド作り,観光での活性化にも繋がると,各地域で注目を集め始めています.
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食育って何をすればいいの? 味覚のワークショップってどうやるの? すぐに使えるプログラムと豊富な具体的事例で食育活動を強力サポート
・はじめに――食のワークショップとは
I ワークショップの背景
1 「食育基本法」ができてから
食育の推進/「食育推進基本計画」/「マクガバン報告書」
2 なぜ日本ではうまくいかないのか
食育って何?/なぜ広がらないのか/求められる考え方と人材
3 食育の政策に必要なもの
味覚のワークショップ/本物の味わい
4 スローフード協会で行われているワークショップ
味覚は文化である/チーズのワークショップ/サローネ・デル・グスト
5 食育が地域の特産品作りと町の個性を生む
食のブランド化/基本の食材を知る
II ワークショップの作り方
1 誰に向けて作るのか
お互いが知ることから始める/米を観察する/塩を観察する/子どもの頃ほど味がわかる/費用はどのくらいかかるのか
2 ワークショップの食材のテキスト作り
食材の資料/専門の試験機関との協力
3 テイスティングシートの作り方と使い方
4 味覚の表現とワークショップの進め方
素材を主体としたワークショップ/現地で行う場合や調理をする場合/幼稚園や小学校で行う場合
III 個性を育むさまざまなワークショップ
1 学校で行う
幼稚園――秋の果物
小・中学校――塩とおにぎり
高校――カボス
親子教室――おにぎり
2 料理人とともに
農家で作ったサフランのパエリア
バターの違いを知る
3 農家・漁港とともに
牧場で味わう搾りたてのミルク――東京都八王子市
種から知る――埼玉県「かあちゃん塾」
シェフと主婦で本格ブイヤベース作り――大分県佐伯市
4 町とともに――佐賀県唐津市での事例
磯魚のフレンチフルコース
生ガキを使ったイタリアンフルコース
漁港の魚でのブイヤベース
原木栽培のシイタケ狩り
生ハーブとデコポンのマリアージュ
名護屋城跡での地場産魚の鮨
棚田の米のおむすび
イチゴのドレッシングとデザート
山の野菜を使った料理
自然薯とムカゴの老舗旅館
参考文献
資料
I ワークショップの背景
1 「食育基本法」ができてから
食育の推進/「食育推進基本計画」/「マクガバン報告書」
2 なぜ日本ではうまくいかないのか
食育って何?/なぜ広がらないのか/求められる考え方と人材
3 食育の政策に必要なもの
味覚のワークショップ/本物の味わい
4 スローフード協会で行われているワークショップ
味覚は文化である/チーズのワークショップ/サローネ・デル・グスト
5 食育が地域の特産品作りと町の個性を生む
食のブランド化/基本の食材を知る
II ワークショップの作り方
1 誰に向けて作るのか
お互いが知ることから始める/米を観察する/塩を観察する/子どもの頃ほど味がわかる/費用はどのくらいかかるのか
2 ワークショップの食材のテキスト作り
食材の資料/専門の試験機関との協力
3 テイスティングシートの作り方と使い方
4 味覚の表現とワークショップの進め方
素材を主体としたワークショップ/現地で行う場合や調理をする場合/幼稚園や小学校で行う場合
III 個性を育むさまざまなワークショップ
1 学校で行う
幼稚園――秋の果物
小・中学校――塩とおにぎり
高校――カボス
親子教室――おにぎり
2 料理人とともに
農家で作ったサフランのパエリア
バターの違いを知る
3 農家・漁港とともに
牧場で味わう搾りたてのミルク――東京都八王子市
種から知る――埼玉県「かあちゃん塾」
シェフと主婦で本格ブイヤベース作り――大分県佐伯市
4 町とともに――佐賀県唐津市での事例
磯魚のフレンチフルコース
生ガキを使ったイタリアンフルコース
漁港の魚でのブイヤベース
原木栽培のシイタケ狩り
生ハーブとデコポンのマリアージュ
名護屋城跡での地場産魚の鮨
棚田の米のおむすび
イチゴのドレッシングとデザート
山の野菜を使った料理
自然薯とムカゴの老舗旅館
参考文献
資料
金丸弘美(かなまる ひろみ)
1952年佐賀県唐津市生まれ.食環境ジャーナリスト,ライターズネットワーク相談役,日本ペンクラブ会員環境委員,オリザジャポニカクラブ代表,大分県食育事業アドバイザー,関東ツーリズム大学協議会委員,大妻女子大学家政学部ライフデザイン学科非常勤講師,鹿児島県「あまみ長寿・子宝事業」推進委員,シンプルアイ「フードマエストロ資格認定講座」講師,長崎県平戸松浦観光人材協議会地域活性化事業アドバイザー.
著書に『本物を伝える日本のスローフード』(岩波アクティブ新書),『ゆらしい島のスローライフ』(学習研究社),他多数
1952年佐賀県唐津市生まれ.食環境ジャーナリスト,ライターズネットワーク相談役,日本ペンクラブ会員環境委員,オリザジャポニカクラブ代表,大分県食育事業アドバイザー,関東ツーリズム大学協議会委員,大妻女子大学家政学部ライフデザイン学科非常勤講師,鹿児島県「あまみ長寿・子宝事業」推進委員,シンプルアイ「フードマエストロ資格認定講座」講師,長崎県平戸松浦観光人材協議会地域活性化事業アドバイザー.
著書に『本物を伝える日本のスローフード』(岩波アクティブ新書),『ゆらしい島のスローライフ』(学習研究社),他多数
書評情報
ミルククラブ 90号(2011年8月)
農林経済 2007年12月10日号
悠+ 2007年12月号
田舎暮らしの本 2007年12月号
漁協の共済 2007年12月号
東京と佐賀 2007年菊花号
Biophilia 2007年12月(冬)号
唐津新聞 2007年11月12日
グルメジャーナル 2007年11月号
ソトコト 2007年11月号
専門料理 2007年11月号
学校給食 2007年11月号
しんぶん赤旗 2007年10月28日
社会新報 2007年10月24日号
産経新聞(朝刊) 2007年
農林経済 2007年12月10日号
悠+ 2007年12月号
田舎暮らしの本 2007年12月号
漁協の共済 2007年12月号
東京と佐賀 2007年菊花号
Biophilia 2007年12月(冬)号
唐津新聞 2007年11月12日
グルメジャーナル 2007年11月号
ソトコト 2007年11月号
専門料理 2007年11月号
学校給食 2007年11月号
しんぶん赤旗 2007年10月28日
社会新報 2007年10月24日号
産経新聞(朝刊) 2007年