対談集 つなぐ建築

東日本大震災という破局のあとにみえる,建築の未来とは? 各界の第一線で活躍する七人の論者と語る.

対談集 つなぐ建築
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著者 隈 研吾
ジャンル 書籍 > 単行本 > 芸術
書籍 > 自然科学書
刊行日 2012/03/29
ISBN 9784000014069
Cコード 0052
体裁 四六 ・ 上製 ・ 192頁
定価 本体1,800円+税
在庫 在庫あり
空間の市場化を推し進めたグローバル経済の破綻,そして東日本大震災は,建築の未来をどう変えるのか.失われた人と大地とのつながり,人と人とのかかわりを取りもどす建築とは――.伊東豊雄,岡田利規,佐々木正人,原武史,藤森照信,御厨貴,蓑原敬と語る.建築界の第一線で飛躍をつづける著者の,震災前と後の思考の記録.

■著者からのメッセージ

隈 研吾

 建築と社会との関係が,大きく転換しつつあります.
 20世紀に,建築は社会の「華」であり,経済の主役であり,成長の牽引車とされました.バブル崩壊以降,この構図は劇的に転換し,全く逆に,建築は税金の無駄遣いであり,環境を破壊する「悪しき技術」であり,社会の敵そのものであると反転したのです.
 21世紀に入って早くも11年.空間の市場化を推し進めたグローバル経済の破綻,そして(連載中におこった)東日本大震災の体験は,これからの建築をどのように変えるのでしょうか.

 建築は社会のリーダーでもなければ,敵でもない.いい意味でも悪い意味でも社会をうつしとり,時代をうつしとる――本書では,こうした冷静なポジションに立ちもどって,21世紀建築の置かれているまったく新しい条件を,検証したいと考えています.
まえがき

決断不能社会の政治と建築御厨 貴

歌舞伎座 新たな祝祭空間へ藤森照信

団地以降の集合住宅原 武史

都市と建築をつなぐ肌理佐々木正人

都市計画の勝負
 ――(上)都市への責任
 ――(下)コミュニティが街を動かす蓑原 敬

「みんなの家」から始まるもの伊東豊雄

震災を経て生まれるフィクション岡田利規

ポスト工業化社会を走る鉄道のかたち原 武史

あとがき

 装丁 原 研哉
隈 研吾(くま けんご)
1954年,神奈川県生まれ.
東京大学大学院建築学専攻修了.コロンビア大学建築・都市計画学科客員研究員などを経て,1990年,隈研吾建築都市設計事務所設立.
現在,東京大学工学部建築学科教授.
著書に『10宅論』(ちくま文庫),『新・建築入門』(ちくま新書),『反オブジェクト』(ちくま学芸文庫),『負ける建築』(岩波書店),『隈研吾:レクチャー/ダイアローグ』(INAX出版),『新・都市論TOKYO』(共著,集英社新書),『自然な建築』(岩波新書),『新・ムラ論TOKYO』(共著,集英社新書)など多数.

書評情報

北海道新聞(朝刊) 2012年10月14日
建築技術 2012年7月号
東京人 2012年6月号
積算資料SUPPORT 2012年6月号
日本経済新聞(夕刊) 2012年5月9日
産経新聞 2012年4月29日
伊勢新聞 2012年4月15日
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