幻の「長くつ下のピッピ」

巨匠たちが30代でテレビアニメ化を構想した「ピッピ」.イメージボードなど貴重な資料を一挙収録!

幻の「長くつ下のピッピ」
著者 高畑 勲 , 宮崎 駿 , 小田部 羊一
ジャンル 書籍 > 単行本 > 芸術
書籍 > 児童書
対象年齢 > 一般
刊行日 2014/10/08
ISBN 9784000248198
Cコード 0070
体裁 B5変 ・ 並製 ・ カバー ・ 150頁
定価 2,310円
在庫 在庫あり
巨匠たちが30代で初めてテレビアニメ化を構想したのは,リンドグレーンの代表作だった.演出・高畑勲,場面設計・宮崎駿,キャラクターデザイン・小田部羊一.当時を振り返るロングインタビューとともに,イメージボード,キャラクター・デザイン,字コンテなどを一挙収録! 情熱とアイディアがつまった貴重な一冊.


■内容紹介
 もし、ピッピがアニメーションになっていたら!
 アニメーション界の巨匠たちが、1971年、初めてテレビアニメ化に取り組んだのは、なんと、アストリッド・リンドグレーンの代表作『長くつ下のピッピ』でした。
3人は当時30代。高畑氏は物語を徹底的に読み込んで「覚え書き」や「字コンテ」を書き、宮崎氏はスウェーデンでのロケハンもふまえてピッピの世界観を伝える「イメージボード」を描きおこし、小田部氏は「キャラクター・デザイン」を何十枚も描きました。しかし、原作者の許諾を得られず「ピッピ」は制作中止に。3人の手元にはたくさんの絵や文章が残りました。
 本書は、それらの貴重な資料を一挙収録! まさに、ここでしか会えない「ピッピ」です。当時を振り返るロングインタビューも充実。アニメファンにとっても、ピッピファンにとっても、たまらない一冊です。
 『長くつ下のピッピ』日本語版刊行から50年の今年、『山賊のむすめローニャ』のテレビアニメ(宮崎吾朗監督、NHK BSプレミアム)もスタート。リンドグレーン作品の魅力にひとりでも多くの人に出会ってほしい……本書には、そんな願いもこめられています。





■お詫びと訂正

93~103頁の「キャラクター・ラフ・デザイン」の絵は、宮崎駿氏のものとなっていますが、正しくは小田部羊一氏のものであることが、刊行後に判明しました。訂正させていただきます。編集段階で気づかなかったこと、心よりお詫び申し上げます。
スタジオジブリ編集部・岩波書店

書評情報

子どもの本棚 2015年6月号
BEGiNNER Vol.178(2015年2月)
朝日新聞(朝刊) 2014年10月5日
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