坂東三津五郎 踊りの愉しみ

踊りをもっと味わって頂きたい――そんな思いを込め,坂東三津五郎丈が語る踊りの全て.格好の鑑賞の手引き.

坂東三津五郎 踊りの愉しみ
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著者 坂東 三津五郎 , 長谷部 浩
ジャンル 書籍 > 単行本 > 芸術
刊行日 2010/09/14
ISBN 9784000244633
Cコード 0076
体裁 四六 ・ 上製 ・ 186頁
在庫 品切れ
踊りをもっと深く味わっていただきたい――そんな思いを込め,坂東三津五郎丈が踊りの全てをたっぷり語ります.日本舞踊の本質・心得から,三津五郎代々の芸・稽古まで,さまざまな知識を満載.『道成寺』『六歌仙』『三社祭』など坂東家の演目に即した解説は,格好の鑑賞ガイドに.踊りの名手ならではの明晰な語り口が魅力です.

■著者からのメッセージ

坂東三津五郎

 平成二十年に岩波書店から上梓した『坂東三津五郎 歌舞伎の愉しみ』で,一章を割いて,踊りについてお話しました.そのなかで,私は,
 「踊りを観るのは,理屈ではありません.
 『ああいいね.やはりいいね』
 でいいわけです」
 と,申し上げました.その考えは今も変わっておりません.
ですが,「踊りは華やかでいいね」とおっしゃっていただいても,観客のみなさまは,踊りを見慣れるにつれ,戸惑われることが多いようです.舞踊をご覧になるときに,少しでも参考になればと,お話をはじめることにいたしました.
 本書をお読みいただくことで,「踊りの愉しみ」をともに味わっていただけるとすれば,なによりの歓びです.

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豊かな空間へご招待 踊りの観かた,愉しみかたを伝授いたします
はじめに   坂東三津五郎

第1章 舞踊の本質
 スポーツと比較する
 舞台へ出るときの心得
 鏡を見る稽古は禁止です
 上手い下手の大きな分かれ目
 踊りの振りのさまざま
 座敷舞と素踊りの世界
 身体との会話
 劇場空間を把握する
 踊りの起源

第2章 私の踊りをつくってくれた人々
 坂東三津弥さんのこと
 坂東流の流儀
 芸事の上達
 明治生まれのお師匠さん
 十代にうぬぼれはありません
 流儀の運営について
 振付けることで学ぶ
 踊りの上手になりおおせるために

第3章 踊りのさまざま
 『道成寺』
 『山帰り』
 『六歌仙容彩(ろっかせんすがたのいろどり)』
 『文屋』
 『喜撰』
 『靱猿(うつぼざる)』
 『傀儡師(かいらいし)』
 『流星』
 『玉兎』
 『供奴』
 『舌出し三番』
 『大原女(おはらめ)』
 『三社祭』
 『棒しばり』
 結び

 あとがき   長谷部 浩
著者
坂東三津五郎(ばんどう みつごろう)
歌舞伎役者・日本舞踊坂東流家元.昭和31年九代目坂東三津五郎の長男として東京に生まれる.昭和32年「傀儡師」で曾祖父七代目坂東三津五郎に抱かれて初お目見得.昭和37年「黎明鞍馬山」牛若丸役で五代目坂東八十助を名乗り初舞台.平成13年十代目坂東三津五郎を襲名.平成18年日本芸術院賞,平成21年紫綬褒章など受賞多数.著書に『坂東三津五郎 歌舞伎の愉しみ』(岩波書店),『十代目 坂東三津五郎』(日本放送出版協会),『あばれ熨斗』(三月書房),『粋にいなせに三津五郎』(ぴあ).
編者
長谷部 浩(はせべ ひろし)
演劇評論家,東京藝術大学美術学部教授(近現代演出史).昭和31年埼玉県に生まれる.慶應義塾大学卒業.現代演劇・歌舞伎を中心に評論.著書に『菊五郎の色気』(文春新書),『野田秀樹論』『4秒の革命』(以上,河出書房新社),『演出術』(蜷川幸雄との共著,紀伊國屋書店),『傷ついた性』(紀伊國屋書店),『盗まれたリアル』(アスキー)など.

書評情報

毎日新聞(朝刊) 2010年12月19日
毎日新聞(朝刊) 2010年11月28日
朝日新聞(夕刊) 2010年11月15日
東京新聞(朝刊) 2010年11月14日
河北新報(朝刊) 2010年10月31日
山梨日日新聞 2010年10月24日
信濃毎日新聞(朝刊) 2010年10月24日
読売新聞(朝刊) 2010年10月17日
日本経済新聞(夕刊) 2010年10月13日
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