18世紀の江戸文芸
雅と俗の成熟
近世の文化がもっとも成熟した様相を示した18世紀を中心に,新しい文化史観に基づく江戸文学論.
近世文化は伝統文芸の「雅」と俗文芸の「俗」との2つの領域でとらえ得る.この2つがもっともバランスよく保たれた「雅俗融和」,すなわち文化の成熟という視点からみると,従来,過渡期として把握されていた享保から寛政期の18世紀こそが近世文化の最盛期とみるべきではないか.新しい文化史観に基づく江戸文学論.
雅と俗の成熟
近世の文化がもっとも成熟した様相を示した18世紀を中心に,新しい文化史観に基づく江戸文学論.