日本中世の経済構造
従来の農業生産力中心の経済史を転換し,職人・商人・流通への着目を通して中世のネットワーク社会を描く.
日本中世の経済はどのように組織され,秩序だてられていたのか.そしてその秩序は社会のいかなる思考様式に規定され生成してきたのか.著者は従来の農業生産力中心の経済史を転換し,職人・商人の視点と流通ネットワークへの卓抜な着目から,中世経済のダイナミックな動態を解剖し,新鮮な中世社会像を描くことに成功した.
従来の農業生産力中心の経済史を転換し,職人・商人・流通への着目を通して中世のネットワーク社会を描く.