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岩波科学ライブラリー 185

日本列島の巨大地震

最新の研究成果と地球科学の知見から東北地方太平洋沖地震の仕組みを解明し,日本列島の未来を描く.

日本列島の巨大地震
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著者 尾池 和夫
ジャンル 書籍 > 単行本
書籍 > 自然科学書
書籍 > シリーズ・講座・全集
書籍 > 岩波科学ライブラリー > 宇宙・地球
日本十進分類 > 自然科学
シリーズ 岩波科学ライブラリー
刊行日 2011/10/26
ISBN 9784000295857
Cコード 0344
体裁 B6 ・ 並製 ・ カバー ・ 112頁
在庫 品切れ
日本の観測史上最大のM9.0を記録した東北地方太平洋沖地震は,どのような仕組みで発生したのか.なぜ予測できなかったのか.かならず来る次の大地震に向けて,地震学にできること,私たちが学んでおくべきことは何か.最新の研究成果と地球科学の知見をもとに,地震と日本列島の関係を解き明かし,その未来を描く.

■著者からのメッセージ

東北地方の太平洋沖で発生した巨大な地震の直後から,世界の人びとが映像を通して東日本を注視しました.たくさんの映像で情報が共有されましたが,私たちは自分の目で,東日本の人びとの暮らしを,そして地球の本当の姿を,見つめていかなければなりません.そのためにはやはり,日本列島の大地の仕組みについての基礎知識が重要です.
 (中略)
 二一世紀を生きる人びとにとって,資源,エネルギー,地球環境など,考えるべき課題はいろいろあります.地球のことを知らずにこれらの問題を考えても無意味です.また,いま急速に進みつつある生命の科学を学ぶときにも,それが生まれた地球のことを知らずには理解できません.
 本書では,地球科学の知識の蓄積をもとにした自然科学者の視点で,そしてできるだけ普通の言葉で,今回の巨大地震の仕組みを解説したいと思います.震災については他の本を参考にしていただいて,本書ではその震災を引き起こした地震の仕組みを知ってほしいと思っています.これからの日本列島のことを考えるために,それらの知識が少しでも役に立ってほしいと願っています.
――「はじめに」より
尾池和夫(おいけ かずお)
1940年東京生まれ.1959年私立土佐高等学校卒業.1963年京都大学理学部地球物理学科卒業.1988年から京都大学教授(地震学).京都大学理学研究科長,理学部長,副学長を経て,2003年12月~2008年9月まで京都大学総長.国際高等研究所所長.
主な著書に『中国の地震予知』(日本放送出版協会)『地震発生のしくみと予知』(古今書院)『日本地震列島』(朝日新聞社)『変動帯の文化』(京都大学学術出版会)『新版 活動期に入った地震列島』(岩波書店)『日本のジオパーク』(ナカニシヤ出版;共著)など.

書評情報

現代化学 2012年3月号
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