単行本
自然科学書
シリーズ・講座・全集
岩波科学ライブラリー 245

菌世界紀行

誰も知らないきのこを追って

雪の下でしたたかに生きる菌たちの生態とともに綴る,爆笑・苦笑・失笑必至のとっておき〈菌道中〉.

菌世界紀行
このエントリーをはてなブックマークに追加
著者 星野 保
ジャンル 書籍 > 単行本
書籍 > 自然科学書
書籍 > シリーズ・講座・全集
書籍 > 岩波科学ライブラリー > 生態・環境
日本十進分類 > 自然科学
シリーズ 岩波科学ライブラリー
刊行日 2015/12/04
ISBN 9784000296458
Cコード 0345
体裁 B6 ・ 144頁
定価 本体1,300円+税
在庫 在庫あり
北極,南極,そしてシベリア.大の男が這いつくばって,世界中の寒冷地にきのこを探す.大型動物との遭遇,酔っぱらいとの遭遇,泥酔,泥酔,そして拘束.幾多の艱難辛苦の果てに,菌たちとの感動の対面はかなうのか……!?雪や氷の下でしたたかに生きる菌たちの生態とともに綴る,爆笑・苦笑・失笑必至のとっておき〈菌道中〉.

■著者からのメッセージ

プロローグ──日本人は英語が苦手?
第1章 「マル」と「ミル」はどちらが大きい?──音象徴
[a]は大きくて[i]は小さい?/「ゴジラ」が「コシラ」だったら?/「濁音=大きい」──口の中が広がるから/ケーラーの不思議な図──「タケテ」と「マルマ」/名前で見た目の魅力も変わってしまう?──名づけの音声学/「タ行」は男の子の音,「な行」は女の子の音?/「タ行」は「ツンな」名前,「な行」は「萌な」名前?/本当にツンツンしている「タ行」の音/《まとめ》
第2章 「あかさたな」とサンスクリット研究──音声学のはじまり
音声学の始まり──五十音図の起源は紀元前4 世紀!/調音点と調音法/「ひよこがぴよこ」で「母がパパ」?/五十音図に隠された規則性/日本語のラッパーは音声学者?──日本語ラップの韻の分析/「あいうえお」にも意味がある/顔文字の発明者は音声学者?/《まとめ》
第3章 世界中のことばを記録する方法──記述音声学
世界のすべての音を記録する国際音声記号/『マイ・フェア・レディ』と音声学の意外なつながり/アフリカの奥地からアマゾンの奥地まで/舌打ちで話すことば,子音だけで話すことば/日本の方言学/言語聴覚士にも必須の音声記号/《まとめ》
第4章 音を目で見る──調音音声学
MRI で[r]と[l]の違いを目で見てみよう/あなたは「巻く」派? 「 巻かない」派?/“鼻にかかった音” はどんな音?/MRI で日本語の母音をチェック!/舌の動きはエコー検査で!/EMA と顎と顔文字と/声帯の動きを首の外側から観察──EGG のテクニック/調音点・調音法をもっと正確に!──EPG/《まとめ》
第5章 声紋分析官への道──音響音声学
実は大事な三角関数/フーリエ解析──すべての音は1 つの音でできている/「あいうえお」の声紋とは?/声紋から探る[r]と[l]の違い/どうして電話の相手の声を間違える?──振り込め詐欺に注意!/秋葉原のメイド声ってどんな声?/アメリカ人だって,外国語習得は苦手/音響分析なら何でもお任せ──Praat/「高いのは小さく,低いのは大きい」?──音響的音象徴/「はい,チーズ!」の「チーズ」はどこから?/《まとめ》
第6章 ないはずの音が聞こえる日本人──知覚音声学
[r]と[l]──深層では何か違いを感じている日本人/カテゴリー知覚/[ebuzo]と[ebzo]が同じに聞こえる日本人/脳が音をでっちあげる?/日本人だけじゃない──[tl]と[kl]が同じに聞こえるアメリカ人/赤ちゃんは言語習得の天才/赤ちゃんはテレビで音は学ばない/完璧な外国語習得は無理?/《まとめ》
第7章 社会との接点を目指して──福祉音声学
消滅危機言語を救え!/現代社会に根付いている音声工学の技術/より効率的な外国語学習方法を目指して/失われる声を救う──マイボイス
エピローグ──さらなる視界へ

参考文献の紹介



■編集部からのメッセージ

本書の校正も佳境を迎えたとある朝.著者の星野さんより,岩波書店のマーク「種まく人」の足元にも雪腐病菌が潜んでいるはず……との指摘をうけた時には戦慄をおぼえました.なんというご縁でしょう.一見,岩波書店では異色の一冊にも見えますが,その実,小社からまさに出るべくして出た本であるようです.
 ピンときていないあなたも,本書をお読みになったらきっと,膝を打たれることでしょう.見えないものまで見えるようになる摩訶不思議な一冊を,どうぞお楽しみください.
ページトップへ戻る