セカンドハンドの時代

「赤い国」を生きた人びと

旧ソ連に暮らす一般の人びとに取材をおこない,21世紀に甦りつつある抑圧的な国家の姿をとらえた大著.

セカンドハンドの時代
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著者 スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ , 松本 妙子
ジャンル 日本十進分類 > 文学
刊行日 2016/09/29
ISBN 9784000611510
Cコード 0097
体裁 四六 ・ 上製 ・ カバー ・ 624頁
定価 本体2,700円+税
在庫 在庫あり
20世紀の壮大な実験,ソ連.それが人びとの心になにを残したのか探るため,作家はソ連崩壊後,自殺者の家族や,強制収容所の経験者,民族紛争を逃れた難民,地下鉄テロの被害者,デモに参加して逮捕拘禁された学生らに聞き取りをおこなう――.街頭や台所で交わされるさまざまな市民の声を集め,21世紀のいま甦りつつある抑圧的な国家の姿をとらえた大著.


■編集部からのメッセージ
 2015年にノーベル文学賞を受賞した、ベラルーシの女性作家スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチの最新作です。
 テーマは「ソ連」。ソ連という国家はなんだったのか、そこに暮らしていた人びとはどうなったのか、それは人びとの心になにを残したのか――ソ連崩壊後そのような問いを胸に、作者は旧ソ連各地でインタビューを行いました。
 自殺した人たちの近親者、強制収容所の経験者、民族紛争を逃れてきた難民、地下鉄テロ事件の被害者、デモに参加して逮捕拘禁された大学生……この本ではさまざまな年代・立場・考え方の人間から集められた、いろいろな声が響き合います。そして、そうしたインタビューの数々を読み進めていく過程ですこしずつ焦点が結ばれてくるのは、過去が「使い古し=セカンドハンド」のものとして引き継がれてしまった現代の姿です。
 本書はアレクシエーヴィチのライフワーク「ユートピアの声」の完結作であり、集大成の作品となります。また、日本をふくめた現在の世界の状況を考えるうえで大いに示唆的な一書です。

書評情報

週刊読書人 2017年2月17日
図書新聞 2017年1月21日
日本経済新聞(夕刊) 2016年12月22日
朝日新聞(朝刊) 2016年12月18日
朝日新聞(夕刊) 2016年12月7日
北海道新聞(朝刊) 2016年12月7日
毎日新聞(夕刊) 2016年12月6日
日本経済新聞(朝刊) 2016年11月27日
新潟日報 2016年11月27日
北海道新聞(朝刊) 2016年11月13日
徳島新聞 2016年11月13日
熊本日日新聞 2016年11月13日
デーリー東北 2016年11月10日
毎日新聞(朝刊) 2016年10月2日
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