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ミケルアンヂェロ

イタリアの自由都市フィレンツェの市民として生まれ,民衆とともに歩んだミケルアンヂェロの伝記.

ミケルアンヂェロ
著者 羽仁 五郎
通し番号 赤版 R-9
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 芸術
刊行日 1968/04/19
ISBN 9784004000099
Cコード 0223
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 284頁
在庫 在庫あり
ミケルアンヂェロは,いま,生きている.うたがうひとは,“ダヴィデ”を見よ! イタリアの自由都市フィレンツェの市民として生まれ,「屈従の手工芸から公共自由の芸術へ」と,民衆とともに歩んだミケルアンヂェロの伝記.昭和十四年,軍国主義下の暗い時代に,自由への熱い思いをこめて書かれた名著.
1 〝十世紀も後に!〟

2 ルネサンス
 (a) ルネサンスの本質は何か
 (b) 封建制度に反対して
 (c) ルネサンスの農村――トゥキニの解放運動
 (d) ルネサンスの都市――フィレンツェ一二八三年の運動およびチオムピ
 (e) ルネサンスの花さく
 (f) ルネサンスの残した問題――トゥキニおよびチオムピの挫折

3 ダヴィデ
   ミケルアンヂェロ、一五三〇年まで
 (a) フィレンツェ市民ミケルアンヂェロ
 (b) 屈従の手工芸から公共自由の芸術へ
 (c) ミケルアンヂェロの修業
    古典的作品
    解剖
    モデルと思想
    広場の光線
 (d) ピエタ
 (e) ダヴィデ
 (f) カルララ――カペラ・システィナ――ジウリオの墓と奴隷

4 サン・ミニアト、一五三〇
   フィレンツェ共和制の防衛
   ミケルアンヂェロ、一五二七―一五三〇

5 さまよえるフィレンツェ人
   ミケルアンヂェロ、一五三〇年以後
 (a) メディチの墓
 (b) 〝最後の審判〟
 (c) サン・ピエトロとカピトリノ
 (d) 高き塔はたおれた

6 フィレンツェとその亡命者との対話
羽仁五郎(はにごろう)
 1901年―1983年
 1921年ハイデルベルグ大学哲学科に学ぶ
 1927年東京大学史学科卒業
 1947―1956年参議院議員,その間,最初の参議院図書館運営委員長に選任され,国立国会図書館の創立に当たる
 1949―1951年日本学術会議会員,学問思想自由保障委員長
 専攻―歴史学
 著書―『日本人民の歴史』『都市』
    『明治維新』(以上3点岩波新書)
    『東洋における資本主義の形成』
    『日本における近代思想の前提』
    『東と西と』『明治維新史研究』
    『イタリア社会史』『白石・諭吉』ほか

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