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社会認識の歩み

社会認識の歩み
著者 内田 義彦
通し番号 青版 B-63
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 経済
刊行日 1971/09/30
ISBN 9784004110637
Cコード 0236
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 214頁
在庫 品切れ
日本の社会科学の「高度成長」はめざましいが,一般の人にはますますよそよそしいものになっていくのは何故か.マキャヴェリ,ホッブス,スミス,ルソーなど,社会科学史上の結節点に位置する先人たちの知的遺産を読み解く試みを通して,一人一人が自らのうちにどのように社会科学的認識の芽を育てていくべきか,読者とともに模索する.
 はじめに――問題と方法

第Ⅰ部 社会認識を阻むもの
 第1章 生活現実と社会科学
 第2章 「方法論」とメソドロジー
 第3章 社会科学の言葉

第Ⅱ部 社会認識の歩み
 第1章 運命へのチャレンジ――マキャヴェリに胚胎する学問――
 第2章 国家の制作――常識批判としての『リヴァイアサン』――
 第3章 歴史の発掘――「スミスとルソー」――
 むすび――学問総合化の二つの道

 あとがき
内田義彦(うちだよしひこ)
 1913年-1989年
 1939年東京大学経済学部卒,経済学博士
 専攻―経済学史,社会思想史
 著書―『経済学の生誕』『経済学史講義』
    『経済学史講座』(編著)
    『資本論の世界』(岩波新書)
    『日本資本主義の思想像』
    『経済学史』(共著)
    『内田義彦対談集』
    『学問への散策』
    『作品としての社会科学』
    『読書と社会科学』(岩波新書)

書評情報

朝日新聞(朝刊) 2019年1月19日
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