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マルクス・エンゲルス小伝

マルクス・エンゲルス小伝
著者 大内 兵衛
通し番号 青版 B-66
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 経済
刊行日 1964/12/21
ISBN 9784004110668
Cコード 0236
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 218頁
在庫 品切れ
マルクスはすでに古いという声を聞く.しかし,ほんとうにマルクスは古くなったのであろうか.著者はこう設問した上で,豊かな知見と闊達な筆とをもってマルクスとエンゲルスの生涯を描き,その思想の本質を紹介しながら,この声をきびしく批判する.マルキシズムへの案内書であると同時に,すぐれた人生論の書でもある.
は し が き

カール・マルクス

 向坂逸郎『マルクス伝』
 マルクスはふるくならない
 マルクスはいかめしい男ではない
 アンビシァス・ボーイ
 学 位 論 文
 『ライン新聞』
 フォイエルバッハ
 パリにおける飛躍
 『ドイツ・イデオロギー』
 『哲学の貧困』
 『共産党宣言』
 三月革命と『新ライン新聞』
 ヨーロッパの反動・ロンドン亡命
 『経済学批判』
 『資本論』の成立
 『資本論』の構造
 資本蓄積の歴史的傾向
 第一インターナショナル
 マルクスの死

フリードリヒ・エンゲルス

 マルクシズムにおけるエンゲルスの地位
 少年エンゲルス
 『イギリスにおける労働階級の状態』
 管 鮑 の 交
 唯物史観の確立
 『共産党宣言』
 一八四八─四九年のドイツ革命
 マンチェスターにうつる
 ヨーロッパの新しい情勢
 第一インターナショナルのはじまり
 『資本論』とエンゲルス
 マンチェスターを去る
 パリ・コムミューン
 インターナショナルの崩壊
 ドイツ社会民主党の指導
 『住 宅 問 題』
 『ゴータ綱領批判』
 『反デューリング論』
 『家族、私有財産及び国家の起源』
 『資本論』の出版
 『資本論』出版の意義
 帝国主義と改良主義
 第二インターナショナル
 エンゲルスの死

エ ピ ロ ー グ

 何を彼らに学ぶべきか

付 録

 1 マルクス・エンゲルスの年譜
 2 マルクスの伝記
 3 エンゲルスの伝記
 4 マルクス・エンゲルスについての学習
 5 マルクス・エンゲルス著作の邦訳について

マルクス・エンゲルス年譜
大内兵衛(おおうちひょうえ)
 1888年─1980年
 1913年東京大学法学部卒業
 専攻─財政学,統計学
 著書─「私の読書法」(共著)
    「社会主義はどういう現実か」(2点岩波新書)
    「財政学大綱上中」「経済学」
    「我・人・本」
    「経済学五十年」「高い山」
    「旧師旧友」他
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