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朱子学と陽明学

朱子学と陽明学
著者 島田 虔次
通し番号 青版 C-28
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 哲学・思想
刊行日 1967/05/20
ISBN 9784004120285
Cコード 0210
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 214頁
在庫 重版中
仏教の汎神論的思想を容れて宋代に確立した朱子学,心即理・致良知・知行合一を説く明代に生まれた陽明学.両者とも近世中国を支配した儒教哲学であり,また唯心論的実践哲学である.日本人の倫理観にも大きく影響を与えたこれらの学説の成立過程と歴史的役割を明らかにし,中国思想史におけるその位置づけを試みる.
第一章 新しい哲学の出発
  一 仏教・道教のいわゆる影響
  二 台頭する士大夫階級と宋学の理想
  三 宋学の形成
  四 理の哲学と気の哲学

第二章 宋学の完成・朱子学
  一 中国最大の思想家、朱子
  二 朱子の論敵、陸象山

第三章 陽明学の成立・展開
  一 王陽明の登場
  二 陽明学の展開、とくに左派

儒教の叛逆者・李贄(李卓吾)

   あとがき
   付 年表
島田虔次(しまだけんじ)
 1917-2000年
 1941年京都大学文学部卒業
 専攻─中国思想
 著書─『中国における近代思惟の挫折』
    『中国革命の先駆者たち』
    『大学・中庸』(注)
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