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魔女狩り

魔女狩り
著者 森島 恒雄
通し番号 青版 D-20
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 世界史
刊行日 1970/06/20
ISBN 9784004130208
Cコード 0222
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 214頁
在庫 在庫あり
西欧キリスト教国を「魔女狩り」が荒れ狂ったのは,ルネサンスの華ひらく十五―十七世紀のことであった.密告,拷問,強いられた自白,まことしやかな証拠,残酷な処刑.しかもこれを煽り立てたのが法皇・国王・貴族および大学者・文化人であった.狂信と政治が結びついたときに現出する世にも恐ろしい光景をここに見る.
プロローグ──魔女旋風

Ⅰ 平穏だった「古い魔女」の時代
 1 魔女の歴史
 2 寛容な魔女対策

Ⅱ 険悪な「新しい魔女」の時代
 1 ローマ・カトリック教会と異端運動
 2 異端審問制の成立とその発展
 3 異端者と魔女との混淆
 4 「新しい魔女」の創作と魔女裁判の確立

Ⅲ 魔女裁判
 1 魔女は何をしたのか
 2 救いなき暗黒裁判
 3 「死の祭典」──大量処刑

Ⅳ 裁判のあとで
 1 魔女の「真実の自白」
 2 「新しい錬金術」──財産没収
 3 裁判費用明細書

エピローグ
 1 魔女狩りと新教徒
 2 ルネサンスの保守性
 3 魔女裁判のモラル
 4 暗黒裁判に抗議した「無名戦士」たち
森島恒雄(もりしまつねお)
 1903―87年
 専攻―科学思想史
 著書―『科学精神の歩み』
    『ガリレオの生涯』他
 訳書―サートン『科学史と新ヒューマニズム』
    サートン『科学の生命』
    ホワイト『科学と宗教との闘争』
    ビュアリ『思想の自由の歴史』(以上岩波新書)他

書評情報

毎日新聞(朝刊) 2014年12月11日

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