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「文明論之概略」を読む (下)

「文明論之概略」を読む (下)
著者 丸山 真男
通し番号 黄版 327
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 哲学・思想
刊行日 1986/11/20
ISBN 9784004203278
Cコード 0210
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 344頁
在庫 在庫あり
『文明論之概略』は,福沢諭吉の気力と思索力がもっとも充実した時期に書かれた最高傑作の一つであり,時代をこえて今日なお,その思想的衝撃力を失わない.敢えて「福沢惚れ」を自認する著者が,現代の状況を見きわめつつ,あらためてこの書のメッセージを丹念に読みとり,今に語りつぐ.読書会での講義をもとにした書下し.
第十四講 ヨーロッパ文明の多元的淵源
  ──第八章「西洋文明の由来」一──

第十五講 ミドル・クラスの成長と英仏二大革命の背景
  ──第八章「西洋文明の由来」二──

第十六講 「日本には政府ありて国民なし」
  ──第九章「日本文明の由来」一──

第十七講 諸領域における「権力の偏重」の発現 その一
  ──第九章「日本文明の由来」二──

第十八講 諸領域における「権力の偏重」の発現 その二
  ──第九章「日本文明の由来」三──

第十九講 維新直後の精神的真空と諸々の対応策
  ──第十章「自国の独立を論ず」一──

第二十講 主権的国民国家の形成へ
  ──第十章「自国の独立を論ず」二──

結び──「緒言」と本書の位置づけ

あとがき
丸山真男(まるやままさお)
 1914─96年
 1937年東京大学法学部卒業
 専攻─政治学,日本政治思想史
 著書─『日本政治思想史研究』(東京大学出版会)
    『現代政治の思想と行動』(未来社)
    『日本の思想』(岩波新書)
    『戦中と戦後の間』(みすず書房)
    『後衛の位置から』(未来社)
    『忠誠と反逆』(筑摩書房)

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