岸信介
権勢の政治家
戦前,革新官僚として満州国の産業開発を主導,東条内閣の商工大臣を務めた岸信介は,A級戦犯容疑者とされながら政界復帰を果たし,首相の座に就いて安保改定を強行,退陣後も改憲をめざして隠然たる力をふるった.その九○年の生涯と時代との交錯を生前の長時間インタビュー,未公開の巣鴨獄中日記や米側資料を駆使して見事に描く.
書評情報
北海道新聞(朝刊) 2012年11月11日
朝日新聞(朝刊) 2012年10月7日
東京新聞(朝刊) 2009年8月9日
朝日新聞(朝刊) 2012年10月7日
東京新聞(朝刊) 2009年8月9日