神仏習合

神宮寺の論理,怨霊観念,穢れ忌避思想,浄土信仰など日本的宗教意識を分析し,その社会的背景を探る.

神仏習合
著者 義江 彰夫
通し番号 新赤版 453
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 宗教
刊行日 1996/07/22
ISBN 9784004304531
Cコード 0221
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 230頁
在庫 重版中
古代末期,平将門は東国を席巻し,巫女の託宣によって「新皇」となる.この託宣に登場するのは菅原道真の怨霊と八幡大菩薩.ここに神仏習合思想の劇的な発現をみる著者は,神宮寺の発生から,密教の展開,怨霊観念の成立,穢れ忌避思想と浄土信仰,そして本地垂迹説・中世日本紀にいたる過程を分析し,その社会的背景を探る.
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