コンクリートが危ない
進む鉄筋腐食,溶ける骨材,崩れる基礎.本来耐久性をもつコンクリート構造物が,いま悲鳴を上げている.
鉄筋腐食がすすむ高架橋,骨材が溶けていく橋脚,基礎が崩れていくマンション.本来200年の耐久性をもつはずのコンクリート構造物が,いまあちこちで悲鳴を上げている.高度成長期の骨材資源の枯渇と欠陥セメントの大量供給,さらに手抜き工事が招いた負の遺産である.私たちはどうすればこの危機を乗り切れるのだろうか.
1 コンクリート構造物に異変
2 コンクリート構造物の寿命
3 腐食する山陽新幹線高架橋
4 コンクリートのがん
5 コンクリートが分解する
6 明るみになった手抜き工事
7 高度成長の負の遺産
8 良質な遺産を残すために
付 分譲マンションへの対策
参 考 文 献
あ と が き
2 コンクリート構造物の寿命
3 腐食する山陽新幹線高架橋
4 コンクリートのがん
5 コンクリートが分解する
6 明るみになった手抜き工事
7 高度成長の負の遺産
8 良質な遺産を残すために
付 分譲マンションへの対策
参 考 文 献
あ と が き
小林一輔 (こばやしかずすけ)
1929年東京都生まれ
1954年東京大学工学部土木工学科卒業
運輸省運輸技術研究所,
東京大学生産技術研究所教授,
千葉工業大学教授を経て
現在─東京大学名誉教授
専攻─コンクリート工学
著書─『コンクリート構造物の早期劣化と耐久性診断』(森北出版)など
1929年東京都生まれ
1954年東京大学工学部土木工学科卒業
運輸省運輸技術研究所,
東京大学生産技術研究所教授,
千葉工業大学教授を経て
現在─東京大学名誉教授
専攻─コンクリート工学
著書─『コンクリート構造物の早期劣化と耐久性診断』(森北出版)など
書評情報
週刊文春 2005年1月13日号
受賞情報
日刊工業新聞社 技術・科学図書文化賞
講談社出版文化賞(科学出版賞)
講談社出版文化賞(科学出版賞)