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異文化理解

異文化をめぐって,接触・交流が拡大しながら,衝突・偏見も後を絶たない.文化人類学の知見と体験から,真の相互理解を求める.

異文化理解
著者 青木 保
通し番号 新赤版 740
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 社会
刊行日 2001/07/19
ISBN 9784004307402
Cコード 0230
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 222頁
在庫 在庫あり

IT,グローバリズムが進み,接触・交流が拡大した「異文化」を私たちは理解しているだろうか.異文化の間での衝突はいまなお激しい.また,ステレオタイプの危険性や,文化の画一化がもたらす影響も無視できない.文化人類学者としての体験や知見を平易に展開しながら,混成化する文化を見据え,真の相互理解の手掛かりを明示する.

は じ め に

Ⅰ 異文化へ向かう
 1 文化は重い
 2 異文化を憧れる

Ⅱ 異文化を体験する
 1 バンコクの僧修行
 2 境界の時間
 3 儀礼の意味

Ⅲ 異文化の警告
 1 異文化に対する偏見と先入観
 2 ステレオタイプの危険性
 3 文化の衝突

Ⅳ 異文化との対話
 1 文化の翻訳
 2 「混成文化」とは
 3 文化の境界に生きる
 4 自文化と異文化

あ と が き
青木 保 (あおき たもつ)
 1938年東京に生まれる
 東京大学大学院(文化人類学専攻)修了.大阪大学で博士号(人間科学)取得.大阪大学教授,東京大学教授,文化庁長官などを経て
 現在─国立新美術館館長
 著書─『儀礼の象徴性』(サントリー学芸賞)『境界の時間』『逆光のオリエンタリズム』(以上,岩波書店)
    『多文化世界』(岩波新書)
    『「日本文化論」の変容』(吉野作造賞)『カルチャー・マス・カルチャー』『アジア・ジレンマ』(以上,中央公論新社)
    『文化の翻訳』(東京大学出版会)
    『憩いのロビーで』(日本経済新聞社)ほか多数

書評情報

高1 EnCollege国語 2011年10月号
奈良新聞 2002年2月10日
経済セミナー 2001年10月号
サンデー毎日 2001年9月16日号
日経ビジネス 2001年8月27日号
中日新聞(朝刊) 2001年8月19日
日本経済新聞(朝刊) 2001年8月12日
読売新聞(朝刊) 2001年8月5日

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