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シナリオ人生

ドラマは人生だ.貧乏と戦争と絶えざる研鑚… 小津安二郎,溝口健二,内田吐夢らの映画つくり.

シナリオ人生
著者 新藤 兼人
通し番号 新赤版 902
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 芸術
刊行日 2004/07/21
ISBN 9784004309024
Cコード 0274
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 214頁
在庫 品切れ
ドラマは人生であり,それは発端,葛藤,終結の三段階で構成される.著者がそれに気づくには,貧乏と戦争とさまざまな不幸に加え絶えざる研鑚が必要だった.現像場の便所の落し紙に印刷された脚本を熟読し,小津安二郎,溝口健二,内田吐夢らの映画つくりから直接学んだドラマと人生の核心.92歳にして初心に立ち返る.
Ⅰ 小津の重箱

Ⅱ 現像場でシナリオを発見した

Ⅲ 溝口健二のシナリオ作り

Ⅳ これはシナリオではありません

Ⅴ ドラマは三段階である

あとがき
新藤兼人 (しんどうかねと)
1912年広島に生まれる
1950年吉村公三郎,殿山泰司らと独立プロ「近代映画協会」を設立,現在に至る
2002年文化勲章受章
シナリオライター,映画監督
監督作品─『愛妻物語』『原爆の子』『裸の島』『鬼婆』『ある映画監督の生涯』『東綺譚』『午後の遺言状』『生きたい』『三文役者』『ふくろう』ほか
著書─『三文役者の死』『愛妻記』『老人読書日記』『弔辞』『午後の遺言状』『追放者たち』『新藤兼人の足跡全6巻』(以上,岩波書店)『ある映画監督の生涯』(映人社)『小説田中絹代』(文藝春秋)ほか

書評情報

東京新聞(朝刊) 2011年9月4日
神奈川新聞 2011年1月28日
北海道新聞(朝刊) 2004年9月19日
しんぶん赤旗 2004年9月5日
京都新聞(朝刊) 2004年8月29日
信濃毎日新聞(朝刊) 2004年8月22日
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