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ブッダ物語

ブッダの生涯をたどり,仏教の教義をわかりやすく説明します.

ブッダ物語
著者 中村 元
通し番号 171
ジャンル 書籍 > 岩波ジュニア新書 > 歴史
刊行日 1990/04/20
ISBN 9784005001712
Cコード 0215
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 208頁
在庫 在庫あり
ブッダは「お釈迦さま」の名で知られる仏教の開祖です.シャカ族の王子に生まれ,生きる苦しみから悟りを開き教えを説くにいたったその生涯をたどり,仏教の教義をわかりやすく説明します.四苦八苦,因縁,縁起,業などよく使われる言葉の本来の意味を解説し,悟りとは何かを明らかにするやさしい仏教入門.
まえがき

Ⅰ 誕生
 1 シャカ族
 2 白象の夢
 3 ルンビニーで
 4 母の死

Ⅱ 宮廷の栄華
 1 王宮の生活
 2 結婚
 3 人の苦しみにふれて

Ⅲ 出家
 1 王宮をあとに
 2 カピラヴァットゥの騒ぎ
 3 出家者として
 4 アーラーラ仙人とウッダカ仙人
 5 苦行
 6 スジャーター

Ⅳ 悟りを開く
 1 菩提樹の下で
 2 悟り
 3 悟りの楽しみ
 4 ブッダのためらい
 5 ベナレス

Ⅴ 教えを説く
 1 最初の説法──五人の同行者
 2 青年ヤサの出家
 3 神変
 4 サーリプッタと師アッサジとの出会い
 5 モッガラーナと母──盂羅盆の由来
 6 死の床についた僧とブッダ

Ⅵ ブッダの弟子たち
 1 死んだわが子をだいて走る母
 2 人の指の首飾り
 3 無心
 4 ビンビサーラ王とアジャータサットゥ王
 5 ブッダとパセーナディ王

Ⅶ 最後の旅
 1 鷲の峰をあとに
 2 没落しないために
 3 ガンジス河を渡る
 4 ヴェーサーリーにて
 5 旅に病む
 6 鍛冶工チュンダのいたみ

Ⅷ 入滅
 1 臨終の地をめざして
 2 臨終のことば
 3 死を悼む
 4 遺骨の分配と崇拝
中村 元(なかむらはじめ)
1912年島根県に生まれる.1999年没.1936年東京大学文学部印度哲学・梵文学科卒業.1941年同大学院修了.東京大学教授などを歴任.著書に『仏教語大辞典』,訳書に『ブッダのことば』『ブッダ最後の旅』(以上2点,岩波文庫)などがある.

田辺和子(たなべかずこ)
1944年福島県に生まれる.1967年東京大学文学部印度哲学・印度文学科卒業.同大学院博士課程修了.仏教文学専攻.現在,東方研究会研究員.著書に『パーリ聖典に見られる物語文学の世界』ほか訳書多数.

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