情報って何だろう

目に見えない力〈情報〉と正しくつきあおう.

情報って何だろう
著者 春木 良且
通し番号 ジュニア新書 457
ジャンル 書籍 > 岩波ジュニア新書 > 数学・物理・天文・地学
刊行日 2004/01/20
ISBN 9784005004577
Cコード 0236
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 220頁
定価 946円
在庫 在庫あり

「情報化社会」「情報リテラシー」とはどういうことなのだろうか―社会の一員として〈情報〉を受け取り,加工し,発信していくだけではなく,より社会と密接なかたちで情報をとらえるためには何が必要なのだろうか.目にみえない力〈情報〉と正しくつきあうためのヒント.


■内容紹介
中学校の技術,高校の教科として「情報」が加わっています.学校では,主にコンピュータなどの情報処理技術について学びますが,いったいこの〈情報〉とはそもそもナニモノなのでしょうか?著者の春木先生は,「情報は目に見えない〈力〉」だと説明しています.情報を持つ者が優位にたち,また情報をめぐってさまざまな産業が発達してきました.この本では,情報技術をベースに,さらに,「一番小さい情報とは?」「300年後に実用化された2進法!」「なぜA航空会社が座席予約システムで成功したのか」「ピースサインが消された映画ポスター」など,面白いエピソードを紹介しながら,さまざまな方向から〈情報〉が持つ力に迫っていきます.ともすれば,情報=現代社会のものと思われがちですが,はたして本当にそうなのでしょうか.社会で生きる私たちが,きちんと〈情報〉とつきあっていくためのヒントになる1冊です.
はじめに

I 情報を扱う技術
 1 情報とは
 2 情報を計測するには
 3 情報を扱う機械の原理
 4 ネットワークという技術

II 情報の力と社会
 1 世界を変えた1ビット――ワーテルロー・スクープと情報
 2 情報を扱うビジネス
 3 社会を支えるコンピュータの力
 4 情報システムの力

III 情報が世界を動かす
 1 政治宣伝という情報
 2 ゆがんでいく情報

IV 情報の消費者として

書評情報

読売新聞(朝刊) 2004年2月22日
ページトップへ戻る