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グレイ・ラビットのおはなし

働きもののグレイ・ラビットを中心に,リスやハリネズミ,フクロウなど森の仲間たちが活躍する楽しいお話から未紹介の最初の4話.

グレイ・ラビットのおはなし
著者 アリソン・アトリー , 石井 桃子 , 中川 李枝子
通し番号 4
ジャンル 書籍 > 児童書 > 岩波少年文庫
対象年齢 > 小学生から
刊行日 2000/06/16
ISBN 9784001140040
Cコード 8397
体裁 その他・規格外 ・ 186頁
在庫 品切れ
森の一軒家で,働きもののグレイ・ラビットは,うぬぼれやの野うさぎヘアと,いばりやのリス・スキレルといっしょに仲よく暮しています.牛乳屋のハリネズミ一家,物知りのフクロウ,恐ろしいキツネやイタチなど,森の仲間たちが活躍する有名なシリーズから,未紹介の最初の4話を選び,心をこめた決定訳で贈ります.
第一話 スキレルとヘアとグレイ・ラビット

第二話 どのようにして、グレイ・ラビットは、しっぽをとりもどしたか

第三話 ヘアの大冒険

第四話 ハリネズミのファジー坊やのおはなし

 訳者あとがき
作者 アリソン・アトリー(1884-1976)
 イギリスの作家。ダービシャーのクロムフォード村の農家に生まれ,自然のなかにどっぷりつかって幼い日々を過ごす。マンチェスター大学で物理を学び,ロンドンの女子中学校で教職についた。本書におさめた4つの「グレイ・ラビット物語」は,彼女が最初に出版した4冊の作品をまとめたもの。これらの成功によって作家としての地位を確立し,以後,晩年までこの物語を書きつづけた。このシリーズのほかにも,チム・ラビット,サム・ピッグ,こぎつねルーファスなどを主人公にした楽しい動物物語や,独特の雰囲気をもつ美しいファンタジーの数々,田園生活の魅力を伝える大人向けのエッセイなど,多数の作品をのこした。

訳者 石井桃子(いしいももこ)(1907-2008)
 浦和市生まれ。日本女子大学卒業。編集者・作家・翻訳家として,また児童図書館活動の草分けとして,戦後の児童文学界をリードしてきた。ミルン『クマのプーさん』,グレーアム『たのしい川べ』,ファージョン『ムギと王さま』など訳書多数。著書に『ノンちゃん雲に乗る』『幼ものがたり』『幻の朱い実』など。

訳者 中川李枝子(なかがわりえこ)
 1935年,札幌市生まれ。東京都立高等保母学院を卒業後,15年ほど保母として働く。同人誌「いたどり」を経て,『いやいやえん』(1962)で作家としてデビュー,多くの賞を受賞した。『ぐりとぐら』(山脇百合子画),『ももいろのきりん』(中川宗弥画)など作品多数。
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