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岩波少年文庫

トムは真夜中の庭で

真夜中に古時計が13も時を打つのを聞いたトムは,昼間なかったはずの庭園に誘い出されて少女と出会う.カーネギー賞受賞作.

トムは真夜中の庭で
著者 フィリパ・ピアス , 高杉 一郎
通し番号 41
ジャンル 書籍 > 児童書 > 岩波少年文庫
対象年齢 > 小学生から
シリーズ 岩波少年文庫
刊行日 2000/06/16
ISBN 9784001140415
Cコード 8397
体裁 その他・規格外 ・ 358頁
在庫 在庫あり
知り合いの家にあずけられて,友だちもなく退屈しきっていたトムは,真夜中に古時計が13も時を打つのをきき,昼間はなかったはずの庭園に誘い出されて,ヴィクトリア時代のふしぎな少女ハティと友だちになります.「時間」という抽象的な問題と取り組みながら,理屈っぽさを全く感じさせない,カーネギー賞受賞の傑作です.
1 家を遠くはなれて

2 大時計が十三時をうつ

3 月の光のなかで

4 日の光のなかで

5 露のなかの足あと

6 ドアを通りぬける

7 ピーターへの報告

8 いとこたち

9 ハ テ ィ

10 いろいろな遊びといろいろな話

11 川は海へそそぐ

12 ガチョウたち

13 今はこの世にいないバーソロミューさん

14 辞典をしらべる

15 塀の上からの眺め

16 木のなかの家

17 ハティをさがしもとめる

18 窓に横木が二本わたしてある寝室

19 つぎの土曜日

20 天使のことば

21 いつも「時」のことばかり

22 約束を忘れる

23 スケートの旅

24 トムとピーターがひょっこり顔をあわせる

25 最後のチャンス

26 あやまりにいく

27 トム・ロングにきかせた話

訳者のことば
「真夜中の庭で」のこと……フィリパ・ピアス
作者 フィリパ・ピアス
 1920~2006
 イギリスの作家.ケンブリッジ州のクレート・シェルフォドという田舎町に生まれた.代々その地で大きな製粉工場を経営する家系だった.ケンブリッジ大学を卒業,のちに英国放送協会(BBC)で学校放送を担当した.『ハヤ号セイ川をいく』で作家としてデビュー.『トムは真夜中の庭で』でカーネギー賞を受賞した.他に『まぼろしの小さい犬』や短編集『幽霊を見た10の話』『真夜中のパーティー』などがある.

訳者 高杉一郎(タカスギ・イチロウ)
 1908年,静岡県生まれ.東京文理科大学英文科卒業.和光大学名誉教授.著書に『極光のかげに』『征きて還りし兵の記憶』,訳書にクロポトキン,スメドレー,グレイヴズなど.編著に「エロシェンコ全集」 全3巻.

書評情報

ダ・ヴィンチ 2020年10月号
東京新聞(朝刊) 2019年7月7日(評者:小風さちさん)
こどもウィークリー 2019年6月29日(評者:小風さちさん)
朝日小学生新聞 2018年12月9日
信徒の友 2018年11月号
AERA with Kids 2017夏号

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