電子書籍対応

天国を出ていく

本の小べや2

国際アンデルセン賞作家がみずみずしい感性と空想力で紡ぎだした,美しく幻想ゆたかな自選短編集から,表題作ほか13編を収める.

天国を出ていく
著者 エリナー・ファージョン , 石井 桃子
ジャンル 書籍 > 児童書 > 岩波少年文庫
刊行日 2001/06/18
ISBN 9784001140835
Cコード 8397
体裁 その他・規格外 ・ 318頁
在庫 品切れ
幼い日,本がぎっしりつまった古い小べやでひねもす読みふけった本の思い出―それはエリナー・ファージョンに幻想ゆたかな現代のおとぎ話を生みださせる母胎となりました.みずみずしい感性と空想力で紡ぎだされた,国際アンデルセン賞作家の美しい自選短編集から,この巻には13編を収めます.
天国を出ていく
小さいお嬢さまのバラ
むかしむかし
コネマラのロバ
ティム一家
十円ぶん
《ねんねこはおどる》
ボタンインコ
サン・フェアリー・アン
ガラスのクジャク
しんせつな地主さん
「がみがみシアール」と少年
パニュキス

訳者あとがき
作者 エリナー・ファージョン
 1881-1965
 イギリスの詩人・作家.父は流行作家,母はアメリカの有名な俳優の娘だった.芸術的な雰囲気にみちた家庭で本に埋もれて育ち,正規の教育は受けなかった.『リンゴ畑のマーティン・ピピン』で作家としての地位を確立.D. H. ロレンス,デ・ラ・メアなどと交流を深め,みずみずしい感性と想像力で美しい物語や詩を紡ぎだした.「本の小べや」と名づけた自選短編集で,カーネギー賞と第1回国際アンデルセン賞を受賞.

訳者 石井桃子(イシイ・モモコ)
 1907-2008
 浦和市生まれ.日本女子大学卒業.編集者・作家・翻訳家として,また児童図書館活動の草分けとして,戦後の児童文学界をリードしてきた.ミルン『クマのプーさん』,グレーアム『たのしい川べ』,「ファージョン作品集」など訳書多数.著書に『ノンちゃん雲に乗る』『幼ものがたり』『幻の朱い実』など.

書評情報

プレジデントファミリー 2019年秋号(評者:宇賀なつみさん)

関連書籍

ページトップへ戻る