岩波少年文庫

名探偵カッレくん

宝石窃盗団の正体を見破り,みごと犯人を逮捕したカッレくんの活躍を描く,スリル満点の痛快な冒険物語.[解説・山田洋次]

名探偵カッレくん
著者 アストリッド・リンドグレーン , 尾崎 義
通し番号 121
ジャンル 書籍 > 児童書 > 岩波少年文庫
対象年齢 > 小学5・6年から
シリーズ 岩波少年文庫
刊行日 2005/02/16
ISBN 9784001141214
Cコード 8397
体裁 その他・規格外 ・ 270頁
定価 858円
在庫 在庫あり

名探偵を夢見るカッレくんは,大事件が起こるのを手ぐすねひいて待っています.ある日,エイナルおじさんの怪しい行動に第六感を働かせ,捜査を開始.宝石窃盗団に迫ったカッレくんは仲良しのアンデス,エーヴァ・ロッタと一緒にお城の地下牢に閉じこめられてしまいますが…….スリル満点の痛快な冒険物語.[解説・山田洋次]

1 名探偵をめざすカッレ

2 怪しいエイナルおじさん

3 『サーカス・カロッタン』の練習

4 カッレ、城跡の地下室へ

5 『命知らず三人組』

6 夜中の指紋とり

7 エイナルおじさんを探すふたりの男

8 バラ戦争

9 男たちとエイナルおじさんの不審な話

10 おじさんたちは宝石泥棒?

11 ブリキ箱のなかの宝石

12 しばられていたエイナルおじさん

13 カッレたち地下室へ閉じこめられる

14 赤バラ軍に困るエイナルおじさん

15 地下室を脱出

16 犯人たちを追跡

17 ふたたびバラ戦争

訳者のことば
あこがれのリンドグレーン  山田洋次
作者 アストリッド・リンドグレーン
 1907-2002
 スウェーデンのスモーランド地方に生まれる.『長くつ下のピッピ』(1945年)で子どもたちの圧倒的な人気を得る.ほかにも,農村の子どもの生活をユーモラスに描いた「やかまし村」シリーズ,「名探偵カッレくん」シリーズ,空想ゆたかなファンタジーなど,世界中の子どもたちから愛される多くの作品がある.1958年に国際アンデルセン賞を受賞.作家活動をしながら,長らく児童書の編集者としても活躍した.

訳者 尾崎 義(オザキ・ヨシ)
 1903-69
 「リンドグレーン作品集」のうち,6冊を訳している(『名探偵カッレくん』シリーズ,『さすらいの孤児ラスムス』『ラスムスくん英雄になる』『わたしたちの島で』).著書に,『スウェーデン語辞典』(共著),『フィンランド語四週間』など.

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