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マルコヴァルドさんの四季

自然を愛する敏感な心をもったマルコヴァルドさんが,都会暮らしのなかでくりひろげる物語.現代人にぴったりのユーモアを新訳で.

マルコヴァルドさんの四季
著者 イタロ・カルヴィーノ , 関口 英子
ジャンル 書籍 > 児童書 > 岩波少年文庫
対象年齢 > 小学5・6年から
刊行日 2009/06/16
ISBN 9784001141580
Cコード 8397
体裁 その他・規格外 ・ 282頁
在庫 品切れ
自然を愛する敏感な心をもったマルコヴァルドさんが,都会のまんなかで,四季折々にくりひろげる物語.ちょっととぼけていて,どことなく憂鬱そうなマルコヴァルドさんとその家族のかもしだすユーモアは,暮らしをとりまく環境と心のバランスを失ってしまった現代人に,どんぴしゃり! 文豪カルヴィーノの傑作を新訳で.
春 都会のキノコ

夏 別荘は公園のベンチ

秋 町のハト

冬 雪に消えた町

春 ハチ療法

夏 土曜の午後、太陽と、砂と、まどろみと

秋 お弁当箱

冬 高速道路ぞいの森

春 おいしい空気

夏 牛とすごした夏休み

秋 毒入りウサギ

冬 まちがった停留所

春 川のいちばん青いところ

夏 月と《ニャック》

秋 雨と葉っぱ

冬 スーパーマーケットへ行ったマルコヴァルドさん

春 けむりと風とシャボンの泡

夏 都会に残ったマルコヴァルドさん

秋 がんこなネコたちの住む庭

冬 サンタクロースの子どもたち

 作者による解説

 訳者あとがき
作者 イタロ・カルヴイーノ (1923-85)
現代イタリアの代表的作家。キューバで,農学者の父と植物学者の母のあいだに生まれる。幼いときに北イタリアのサンレモにもどり,20歳まで過ごす。第2次世界大戦中,パルチザンに参加し,ドイツ軍と戦う。戦後,トリノ大学を卒業し,出版社勤務,雑誌編集などをしながら小説を発表し,注目される。若い読者向けの作品としてほかに,『まっぷたつの子爵』,イタリア民話集『みどりの小鳥』などがある。

訳者 関口英子(せきぐち えいこ)
埼玉県生まれ。大阪外国語大学イタリア語学科卒業後,翻訳家として活躍。訳書に,ロダーリ『チポリーノの冒険』『青矢号 おもちゃの夜行列車』『兵士のハーモニカ』『猫とともに去りぬ』『マルコとミルコの悪魔なんかこわくない!』『羊飼いの指輪』,ピッツォルノ『あたしのクオレ』,ペデリアーリ『ぼく,ママのおなかにいたいの…』などがある。
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