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ファーブルの昆虫記 (上)

(全2巻)

ファーブルの大作『昆虫記』全10巻から,ハチ,クモ,カマキリ,サソリなど,興味深い話を選び,美しい平明な訳でお届けする.

ファーブルの昆虫記 (上)
著者 大岡 信 編訳
通し番号 513
ジャンル 書籍 > 児童書 > 岩波少年文庫
刊行日 2000/06/16
ISBN 9784001145137
Cコード 8345
体裁 その他・規格外 ・ 314頁
在庫 在庫あり
私たちの身近にいる虫を丹念に調べあげて書かれたファーブルの労作『昆虫記』全10巻から,ハチ,クモ,カマキリ,サソリなど,興味深い話を選び,美しい平明な訳でお届けする.
まえがき

セ  ミ
 1 セミの巣立ち
 2 セミの変態
 3 セミの歌
 4 セミの産卵と孵化

コオロギ
 1 コオロギのすみかと卵
 2 コオロギの歌と結婚

カマキリ
 1 カマキリの狩り
 2 カマキリの恋
 3 カマキリの「巣」
 4 カマキリの孵化

コハナバチ
 1 コハナバチの生活
 2 コハナバチの門番

オオタマオシコガネ
 1 オオタマオシコガネのおだんご
 2 オオタマオシコガネのナシ玉
 3 オオタマオシコガネのナシ玉のつくりかた
 4 オオタマオシコガネの幼虫
 5 幼虫から成虫へ

キンイロオサムシ
 1 キンイロオサムシの食物
 2 キンイロオサムシの結婚

解説「ファーブル昆虫記」の二一世紀……小野展嗣
著者 ジャン・アンリ・ファーブル
 1823-1915
 フランスの昆虫学者.南フランスの貧しい農家に生まれ,苦学してアヴィニヨンの師範学校に入る.小学校や中学校の教師をしながら,昆虫の生態研究をたゆまずにつづけた.『種の起源』を著したチャールズ・ダーウィン(1809-1882)は,ファーブルを「たぐいまれな観察者」と呼んでほめたたえたが,ファーブル自身は進化論に反対の立場をとった.40代半ばに教職を退き,以後昆虫の研究と著作に専心する.少年少女のための科学の教科書などを書いて生活を支えながら,長年の昆虫研究の成果を『昆虫記』全10巻として完成させた.

編訳者 大岡 信(オオオカ・マコト)
 1931年,静岡県生まれ.詩人・批評家.東京大学国文科卒業.新聞記者を経て,大学教授.詩集『記憶と現在』,評論『紀貫之』をはじめとして,著書多数.古今の詩歌を親しみやすく紹介する朝日新聞のコラム「折々のうた」は人気があり,20年もの長期連載になっている.
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